「まあまあだった」菊とギロチン 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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女相撲の面々がみな似た服装と頭で見分けができないし、ギロチン社の連中もキャラが薄くてよくわからない。そしてセリフが聞き取りづらく、物語のポイントが不明瞭で、運命にただ流されていく人々を眺めている感じで没頭できなかった。長々とした主張が被害者意識からくる正義感のようなものに感じられて好みではなかった。
あまり馴染みのない時代だったが、自虐史観的な側面があり、あまり鵜呑みにするのはよくない気がする。
クライマックスで警官隊を、怒り狂った女相撲が相撲技で次々やっつけて警官はまるで歯が立たないという場面を期待したら、すごく普通に警官に負けていた。主人公だけがちょっと頑張っていた。
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