素晴らしきかな、人生のレビュー・感想・評価
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何かを得ると、何かを失う? 亡くした娘への悲しみから やっとやっと...
何かを得ると、何かを失う?
亡くした娘への悲しみから
やっとやっと抜け出して
夫婦愛もよみがえり、ハッピー
なはずだけど、せっかくの
会社は失ってしまった⁉︎
そこが微妙で喜べない欲深な
私です。💦
きっと、あなたも79%の一部ね。子どもを亡くして離婚した夫婦よ。
映画「素晴らしきかな、人生」(デビッド・フランケル監督)から。
賛否両論のある映画として、解釈もいろいろ。そこがまた面白い。
題材となっている「愛」と「時間」と「死」については、
「この3つが地球上のすべての人をつなげる要素だ。
誰もが求めたり、避けたいもの。誰もが買ってしまうもの。
なぜなら、人は常に、愛を渇望し、時間を惜しみ、死を恐れるからだ」
主人公が冒頭に説明するシーンのこの台詞で、理解できる。
この3つに宛てた手紙の内容は、ちょっと理解しにくい。
また商品のキャッチコピーとして引用された
「殻を脱げば、人生は変わる・・それは脳に響く感じ。
殻を脱いで、人生を変えよう・・心に響く」が意味ありげに存在する。
そんな中、私が選んだのは、主人公がある女性に言われた台詞。
「きっと、あなたも79%の一部ね。子どもを亡くして離婚した夫婦よ」
この一言は、鑑賞後に書き出したメモの中で一番光っていた。
ラストシーンは「どんでん返し」という表現で片付けるのではなく、
もう一度、場面設定を確認して観直してみると、新しい発見がある。
「気になる一言」に選んだフレーズも、二人の関係性が変わると、
こんなにも意味が違うのか・・と、脚本に拍手を送りたくなった。
この作品、2回観ないとその面白さがわからないかもなぁ。
哉とかな
パチモンみたいなタイトル(『素晴らしき哉、人生』とは何の関係もない)。
ウィル・スミス主演。
人に誘われて観に行って、たいして気も入れず油断しながらの鑑賞。だけど思いのほか面白い映画だった。バカにしてごめんね。
ええっと驚かされるオチ(しかも2段階ある)。なかなかトリッキーな脚本。面白い。油断しながらの鑑賞だっから余計びっくりしたというのもある。ドンデン返しがあるぞーと細かい所を気にしてたら、あんまり面白くなかったかも。
エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット、マイケル・ペーニャ、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイといった脇のキャストも豪華。楽しい映画だった。
「幸せのオマケ」の意訳 、素晴らしき哉
終始、エゴイスティック過ぎる主人公に、感情移入しづらい。
フランクキャプラ監督の素晴らしき哉、人生のオマージュ作品ともとれるこの作品は、天使ではなく、「愛」「時間」「死」の概念が人間になって現れる。
発想はいいのだが、全体的にストーリー展開がファジー。細部にわたる作り込み方が雑なので、泣きそうで、泣けない惜しい映画に感じる。
「幸せのオマケ」は珠玉の言葉だろう。
豪華キャストが数多く出ているので、それだけでも見る価値がある。
ファンタジーかと思いました。
そうそうたる俳優陣で贅沢な作品です。、娘を亡くした主人公が悲しみから立てあがれないのを見て、仕事の仲間が3人の役者にテーマを与えて救ったつもりが実は頼んだ人たちも救われると言うお話です。3人は役者でなくて救いの妖精としか思えない。最後にいつも会っていた人が妻との認識する事で娘の死を受け入れる主人公ですが、なんかスッキリしないのは何故でしょうか?
長すぎるかな、展開。
てっきりあの名作のリメイクだと思っていたのだが、内容は違った。
いや、所々着想を得ているのは分かるが、どこをとっても説明不足
なのが気にかかる。笑顔満面のウィルを見られるのは冒頭での挨拶
のみで、あとは娘の死に精神を消耗した彼のやるせない行動ばかり
が延々と続くので結構辛い。同僚三人が施すプランは友人である彼
を立ち直らせるのは元より、大切に育ててきた会社を守る為の決断。
どこにも悪人がいない映画を観るのは本来心地よいものなんだけど、
このご都合主義でいて煮え切らない問題だらけの展開には観ている
こちらまで暗くなるのも事実。その同僚三人にも問題は多数介在し、
ウィルを助けるために頼んだ役者三人にも何やら別の匂いが漂う…
いや~複雑というかなんというか、もっと単純にウィルの問題のみ
に絞ってよかったんじゃないの?というくらい、別問題がこれまた
詳細に描かれていくのが何とも言えない。が、後半に入って真相が
ひとつ、またひとつと明らかになっていくのである程度のスッキリ
感は得られる。ただそこにも特に説明は入らないのでちょっと睡魔
に襲われたりしたら多分分からなくなることも請け合い。これだけ
の豪華俳優陣を取り揃えたことを考えると、素晴らしき期待が外れ
ないように祈りたいが、受け取り方は人それぞれ。夫婦のラストは
感涙ものだが、行き着くまでの長さと〆のあっけなさの重さが微妙。
(ウィルはやっぱり笑顔が似合う。彼の仏頂面は観てるだけで辛い)
終わった後、しばらくひたっていたかった
予告を観た時に主演がウイル・スミスという事もあって「7つの贈り物」の逆版の様なストーリーなのかと想像してましたが、また一味違う物語でした。
この物語は、愛、時間、死がキーワードでしたね。
冒頭のハワードの話は、なるほど確かにそうだなぁと思いながら聞いてました。
「幸せのカケラを見逃すな」とか、この作品は何気にいい言葉が多かった様に思います。
ファンタジーが好きなので「クリスマス・キャロル」の様な展開も期待しましたが奇妙な出会い方をしたものの普通に舞台俳優が愛、時間、死を演じるというストーリーに、ちょっと拍子抜けでした。
ハワードからしたら世にも奇妙な物語なんですけど観てる側としては裏方もバッチリわかってるので、最初はヒューマンドラマの様に観てましたね。
ハワードは人生を取り戻そうと、もがきながらも、ちゃんと周りの事がみえていて、自分をはめた同僚たちを責めることなく何て良い奴なんだって思いました。
同僚たちも問題を抱えていて話が進むにつれて、それを、さりげなく導いて行く舞台役者達の姿にもしかして、、、という不思議さが常にありました。
話の構成がよかったですね。
私は舞台役者が何者なんだと、ずっと気になっていて意識が、そちらに向いていて、もう一つの仕掛けに全く気付きませんでした。
集う会の先生がなんで何度もハワードに娘の名前を聞くのかなと気にはなってたんですけど、先生が旦那にもらった手紙をハワードに渡した瞬間に、はっ!と気づいて鳥肌が立ちました。
そこからの娘の映像には、もうハワードだけじゃなくて先生の想いも一気に流れ込んできて、なんでハワードがドミノ倒しやってるんだとか涙が自然に溢れました。
最後は観客に終わり方を委ねたように感じたんですが私は彼らは本当の愛、時間、死の化身だったように思いました。
完成度の高さに感嘆
他でも類を見ないほどの豪華なキャストたちが織り成すストーリーに圧倒された。
メインキャラクターであったウィル・スミスはいつもの”お喋り”な彼とは一線を画す、無口で無表情のまさに演技力を必要とする人物を見事に演じており、オスカーのノミニーとなっていても違和感を感じないように思った。
そのウィル・スミスの脇を固めるキャストたちも非常にエモーショナルな演技で作品に花を添えていたように感じた。
ストーリーについて。ハワードは最愛の娘を亡くし、人生に意味を見出せなくなっていたが、3人の俳優たちによって、見失っていた”愛”・”時間”・”死”と真摯に向き合う。そして、娘の死という現実からの逃避をやめ、同志とも言える同僚たちの後押しをし、別れた妻への愛を取り戻す…
一見ベターな結末かもしれないが、人間の人生そのものの根幹にあるもの全てを語りかけているようにも感じ取れた。
手放しでの称賛に値する作品。
解釈に余韻の残るストーリー
ちょっとネタバレですが、最後の三人組が消えるシーンはいろいろと解釈ができて奥が深い映画です。
三人を介して哀しみを乗り越えていく、決してそんな生易しいものではないけど、言葉に重みがあります。
もう少し何か足りない、そんな感じもありますが、それは最後のシーンにとっておき、後から思い返すそんな映画です。
丸の内ピカデリーにて観賞
やたら説明的な台詞を延々とアップで語られると、例え名優だとしても、例え私のコンディションが良くても、非常に眠たくなってしまう。演出に問題あり。
ある登場人物間の秘密も、サスペンス映画じゃあるまいし、作品の誠意を疑いたくなる。脚本も問題あり。
流石にこれだけ名優が揃うと華やかだが、マイケル・ペーニャ以外は芝居がかり過ぎ。ウィル・スミスも重さがワンパターン。
好き
不思議なアクター達は幻であって救われたのはウィルスミスだけでなく他の3人も同じでは無いのかなと感じました。
もう一度見てみたいですね。
字幕のニュアンスで「そう言ってる?」という箇所が何箇所か引っかかりましたね笑
素晴らしいファンタジー
時間、愛、死のこの3人が人なのかそれとも天からの使いなのか?ですが、最後のシーンでこの3人は振り向いた時には居なかったのと最初に死と会話してた時に通りすがりの子供がフェンスと話してると言った事やマデリンとも死が話していた事で役者さんでは無く天からの使いだとわかるが、そう考えると単にハワードだけで無く同僚の2人を合わせた3人に対して天からの使わされたのか^ ^
最後マデリンとの関係もわかりこれだけ凝ったストーリーなのに短い時間でよくまとめてあって素晴らしい^ ^
キャスティングもウィル・スミスにエドワード・ノートンにキーラ・ナイトレイにヘレン・ミレンと豪華^ ^
いいファンタジー
サンタとしてのお仕事
発端はウイル•スミスの同僚3人(たぶん、会社創業時からのメンバー)が、会社運営上の理由でやむを得なかったにしろ、動かざるを得なかったこと(ウイル•スミスがサインしてくれないと会社はこれ以上立ちいかなくなる)。
ノートンは愛、ウインシュレットは時間、ペーニャは死。三者三様の重いテーマを抱えながら。
その3人にそれぞれの劇団俳優が重要なパートナーとなって、3人とも最後はしっかりとした足取りでやるべきことに向けて歩けるようになる。
ウイル•スミスの手紙は、結果として、大事な仲間3人の背中を押すためのキッカケとなり、6歳の少女の短い命は3人の大人の再生に繋がったのですね。
そうか、ウイル•スミスは3人にとってのサンタさんだったんだ。(神様から与えられた⁉︎)その大事な仕事(使命)をやり終えて、娘の死を受け入れるということ、妻への愛、(抜け殻でない)人間としての時間、という三つを取り戻したということなのかな。
久々の美しいハリウッドクソ映画
抽象的過ぎて説明的過ぎて支離滅裂な映画。魅力的な俳優陣を使っているのに勿体無い。
雇ったはずの役者がカメラにも映らないとかそのファンタジー的要素いる?普通に役者雇って、それに振り回されながらも再生してく、最終的にはそれぞれ問題を抱えた部下たちも自分の人生に向き合う、それでいいじゃない?こういう映画があるからハリウッド映画より邦画の方が好きなんだ。
妻とのエピソードは読めたが好きだった。
pvが惜しい映画
今年の映画で1番泣いたと思います。
映画が少し短いと感じました。
映画の内容、流れ、俳優の演技 とても良かったです。
ただ疑問が残りました。
最後の妻への告白シーンです。そこに行き着くまで、なぜ妻なのに他人のふりをしたのだろう。たぶんこの疑問の答えはなく、人それぞれ受け取り方が違うと思われます。たぶん、ハワードの心情を読み取るのは、視聴者に任せるということだと思います
PVの出来は悪いですが、映画は楽しめます。
オススメです。
終始説明不足
クリスマス映画の名作『素晴らしき哉、人生!』のリメイクかと思いましたがそうじゃないようです。
懐かし映画だと思って祖母と来ましたが祖母が分からないならともかく私も分かりませんでした。
不明な点を幾つか挙げるとすると
1.主人公の問題
娘が亡くなって気を病んでいるのは確か。ですが『素晴らしき哉、人生!』のように金に困り自殺を図るとかそういうことでもありません。ちゃんと会社で働いています。会社の経営が少し苦しそうな描写はありましたが、深刻では無さそうでした。むしろ、心配して探偵や役者を手配していた三人の同僚の方が高齢出産、別居している娘、大病を患っているなどの主人公より明確でナーバスな悩むを抱えています。
2.カメラに映らない三人の役者
三人の役者は『素晴らしき哉、人生!』でいうところの堕天使でしょうか。この人達は同僚達が雇った役者であり、普通の人間だと思います。では何故通行人には見えず、カメラにも映らない?通行人はエキストラを使ったとか、CGを施して役者を消したとかそういう説明もありません。むしろその説明を省かなければこんな意味不明な映画になっていなかったかもしれません。
3.主人公は妻の顔が分からなかった?
映画の終盤になって、同じ境遇の娘を亡くした女性が妻だと分かりました。子供の名前と病名を知っていたからです。これは泣けるシーンのような演出でしたが、不明点が多すぎてあまりスッキリしませんでした。
ラストは夫婦仲睦まじく公園を歩いてスタッフロールです。エピローグを期待していましたがそれもありません。何も解決していないじゃん!
『素晴らしき哉、人生!』のようにきっと大どんでん返しがあるんだと集中して見ていましたが抽象的な会話が最初から最後まで続き、抽象的なまま終わりました。これは何を考えて作ったのかさっぱりです。説明不足過ぎでわけのわからない映画でした。
「クリスマスの奇跡」に甘えた、含蓄のないドラマ
クリスマスには毎年恒例という具合に公開される「聖夜の奇跡」の物語。邦題を歴史に残る名作とほぼ同名にしたのも分からなくもないような内容だが、個人的には「素晴らしき哉、人生!」より「クリスマス・キャロル」の方がイメージ的に近いような気がする。
映画自体も、「クリスマス・キャロル」のような神話的・寓話的な物語として作られている感じがあり、現実を舞台にしてはいるものの、少しだけ足が空に浮いたような世界の物語のよう。これはクリスマス映画だけに許された醍醐味。
ただ、あまりにもすべてがうまく行きすぎて、途中からどんどん白けていく自分に気づいてしまった。舞台役者3人を雇ってそれぞれ「死」「愛」「時間」を演じさせるやり方も、非常に危ない綱渡りのような作戦でしかないのに、いとも容易に簡単にうまく行く。彼らのアドリブ演技も見事うまく行く。そして彼らを雇った主人公の同僚たち3人にもちゃんとそれらしいセリフを言って心を改めさせてくれる。ラストシーンを見て、彼らが本当に天使か何かで、すべて彼らの手中にあったからうまくいったのだとしても、あまりに事が上手く運び過ぎて観ていても楽しくない。
加えて、同僚たちが撮影した動画のことから、ウィル・スミスが同僚を諭す姿はもはや神の役割。ついさっきまで失意に暮れていた男に神の役割を落とし込む図々しさ。ていうか、全部お見通しで分かってたんなら、もっと前からちゃんとしてろよ!と余計に白けてしまう。
突飛な作戦を思いついた同僚たちも、主人公を本当に心配して気に病んで・・・というより、それ以上に仕事と会社が心配でやっているように見える節があるのがずっと居心地が悪かった。
だいたいにして、この映画の物語、大事なことや伝えたいことのすべてをセリフにして相手に語って聞かせることで成立させている部分がある。だから登場人物の全員が、「言われなければ分からない愚鈍な人たち」「自分でものを考えない人たち」にしか見えなくなっていく。映画を見ていても、死について、愛について、時間について、観客が自ら能動的に考えを巡らす余地は作られていない。そこまでの考察も為されていない。ただ分かり易い感動と分かり易いお涙を演出しているだけ。ますます興醒めする一方だった。
クリスマス映画は全般的に大好きで、ある程度の欠点も大目に見て、クリスマスの雰囲気と、クリスマスの精神に免じて許せたけれども、この映画に関してはそれすら出来ないくらい酷かった。クリスマスシーズンに観ていたら感じ方も違っていたのだろうか?
実力派スター俳優たちの無駄遣いに、涙が出そうになった。
愛・時間・死
3つの概念と3人の舞台俳優がとてもマッチしてた。
感情的な愛と捉えどころのない飄々とした時間と達観した死。
特にキーラ・ナイトレイとヘレンミレンがよかった。
そして廃人のようなウィルスミスが会社の売却に同意できなかった理由。認めることができない死と必要だった時間と愛。
いい映画でした。
いい話げな話
まったく心に響かない作品でした。
本来のタイトルである、Collateral Beauty という概念は魅力あるな、と思います。思いもよらない、ともすると悲劇的な出来事からも二次的に生まれ出るポジティブな贈物によって、人間が負から正に変わっていく不思議さは、結構リアルだな、と感じました。
愛・死・時間の3人の俳優の演技は、実はハワードよりも雇い主のホイットたちに前向きな影響を与えていたのではないでしょうか。これこそCollateral Beauty だと感じました。
でも良かったのはテーマと、キーラ・ナイトレイが美しかったことくらい。
特に気になったのは脚本の雑さ。ハワードとマデリンが実は夫婦だったとか、奇をてらったオチはやり過ぎ感は否めないし、サイモンの病も『死』のテーマに強引に当てはめただけにしか思えず、シリアスなはずなのに白けてしまう。ビデオ上映の時のハワードの神っぷりも意味不明だし、盛り上げポイントに説得力を欠くため、気持ちが萎えてしまった。
とにかく、本作品の全編に漂う『泣かせます!』みたいな雰囲気が鬱陶しい。強引に泣かせようとする下心がバレバレなんで冷めるのです。
あと、この話ってクリスマス・キャロルでしょ。この時期に観ても雰囲気が伝わらないんですよね。クリスマスシーズンに観たらムードを楽しむ事ができ、少しは良いと思えたかも。
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