素晴らしきかな、人生のレビュー・感想・評価
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人は独りじゃない。豪華キャストが奏でる、“幸せのオマケ”。
【賛否両論チェック】
賛:最愛の人を亡くし、心を病んでしまった主人公が、奇妙な出逢いを通して心を解き放っていく様が、温かく描かれる。主人公のみならず、一連の計画に関わった人々それぞれが、大切な誰かとの絆を結び直していく様子も、またステキ。
否:展開は淡々としているので、惹かれないと眠くなるかも。主人公の無責任さには、ツッコミどころもあるか。
最愛の娘を亡くしたことで、自暴自棄になってしまったハワード。そんな彼を救うために仲間達が仕掛けたちょっと不思議な計画が、彼の心に変化をもたらしていく様が、淡々とした中にも温かく描かれていきます。
同時に、計画のために雇われた3人の役者達が、計画に関わる仲間達自身の傷をも癒していくのが、また印象的です。情緒豊かなエイミーは、離婚して娘に嫌われてしまったホイットを、“時間”を演じる生意気なラフィは、母親になる時間切れに焦るクレアを、そして老練なブリジットは、家族にも重篤な病気を隠しているサイモンを。それぞれが計画を通して、思いもよらぬ“幸せのオマケ”を知っていくのも、また心温められるサイドストーリーとして進んでいくのが、またステキです。
主人公の行動はやや無責任な感もありますが、最後に明かされる真実にも1本取られた気がして、観終わった後に大切な人を想いたくなる、そんな感動ストーリーです。是非チェックしてみて下さい。
クライマックスで嫁とハンカチの奪い合い
30代子持ちです。
毎月トレンディーな映画を見ていますが、久々に夫婦ともに涙の止まらない作品に出会えました。
CMの演出ばかり過剰で中身のない映画が目立つ中、とても繊細に作られていると思います。あくまでも所感です。
映画を観終わった後もしばらく嫁と感想を語るのに困難を極めました。笑
長すぎるかな、展開。
てっきりあの名作のリメイクだと思っていたのだが、内容は違った。
いや、所々着想を得ているのは分かるが、どこをとっても説明不足
なのが気にかかる。笑顔満面のウィルを見られるのは冒頭での挨拶
のみで、あとは娘の死に精神を消耗した彼のやるせない行動ばかり
が延々と続くので結構辛い。同僚三人が施すプランは友人である彼
を立ち直らせるのは元より、大切に育ててきた会社を守る為の決断。
どこにも悪人がいない映画を観るのは本来心地よいものなんだけど、
このご都合主義でいて煮え切らない問題だらけの展開には観ている
こちらまで暗くなるのも事実。その同僚三人にも問題は多数介在し、
ウィルを助けるために頼んだ役者三人にも何やら別の匂いが漂う…
いや~複雑というかなんというか、もっと単純にウィルの問題のみ
に絞ってよかったんじゃないの?というくらい、別問題がこれまた
詳細に描かれていくのが何とも言えない。が、後半に入って真相が
ひとつ、またひとつと明らかになっていくのである程度のスッキリ
感は得られる。ただそこにも特に説明は入らないのでちょっと睡魔
に襲われたりしたら多分分からなくなることも請け合い。これだけ
の豪華俳優陣を取り揃えたことを考えると、素晴らしき期待が外れ
ないように祈りたいが、受け取り方は人それぞれ。夫婦のラストは
感涙ものだが、行き着くまでの長さと〆のあっけなさの重さが微妙。
(ウィルはやっぱり笑顔が似合う。彼の仏頂面は観てるだけで辛い)
ちょっと意外な展開
子どもの死を巡る、生きる意味みたいな重いテーマだけど、すごい豪華俳優の演技くさい演技で、かる〜く見れました。あとからふわっと、セリフや場面が浮かんでくるような気がします。ヘレン・ミレンが最高に素敵です!
終わった後、しばらくひたっていたかった
予告を観た時に主演がウイル・スミスという事もあって「7つの贈り物」の逆版の様なストーリーなのかと想像してましたが、また一味違う物語でした。
この物語は、愛、時間、死がキーワードでしたね。
冒頭のハワードの話は、なるほど確かにそうだなぁと思いながら聞いてました。
「幸せのカケラを見逃すな」とか、この作品は何気にいい言葉が多かった様に思います。
ファンタジーが好きなので「クリスマス・キャロル」の様な展開も期待しましたが奇妙な出会い方をしたものの普通に舞台俳優が愛、時間、死を演じるというストーリーに、ちょっと拍子抜けでした。
ハワードからしたら世にも奇妙な物語なんですけど観てる側としては裏方もバッチリわかってるので、最初はヒューマンドラマの様に観てましたね。
ハワードは人生を取り戻そうと、もがきながらも、ちゃんと周りの事がみえていて、自分をはめた同僚たちを責めることなく何て良い奴なんだって思いました。
同僚たちも問題を抱えていて話が進むにつれて、それを、さりげなく導いて行く舞台役者達の姿にもしかして、、、という不思議さが常にありました。
話の構成がよかったですね。
私は舞台役者が何者なんだと、ずっと気になっていて意識が、そちらに向いていて、もう一つの仕掛けに全く気付きませんでした。
集う会の先生がなんで何度もハワードに娘の名前を聞くのかなと気にはなってたんですけど、先生が旦那にもらった手紙をハワードに渡した瞬間に、はっ!と気づいて鳥肌が立ちました。
そこからの娘の映像には、もうハワードだけじゃなくて先生の想いも一気に流れ込んできて、なんでハワードがドミノ倒しやってるんだとか涙が自然に溢れました。
最後は観客に終わり方を委ねたように感じたんですが私は彼らは本当の愛、時間、死の化身だったように思いました。
なんてセンスのない邦題とポスターだ!!
単純に泣ける作品かな。ウィルスミス良いと思います。
ただ今回内容よりも言いたいのは、邦題ひどすぎない?あと日本向けのポスターも‼ これらでこの映画に興味が持てない人がものすごい数いると思います。配給会社さん、監督とウィルスミスに謝りなさい‼ こんなお粗末な邦題つけるくらいなら、原題で出して、見るお客さんが「ああこういう意味だったのか!」とそれぞれ考えればいいんじゃないか?
あと解説に「彼ら(3人の舞台俳優)との出会いにより、ハワードの人生に徐々に変化が起こっていく。」って書いてあるけど、なんか違うんじゃないかって思うんだけど。3人との出会いで変化があった訳じゃないんじゃないの?
作品うんぬんより、その他のことがお粗末すぎる映画でした。
文学的
人間が持つ絶望、そして、希望。カッコつけてる臭いセリフやユニークなセリフなどウィットに富んだ掛け合い、ニューヨークの街並み、音楽、役者たちの名演技…。とても、素晴らしいかな、ハリウッドでした。本当、ハリウッドの俳優達は、感情を揺さぶってくる。個人的には、ケイトさんの演技が好きです。
Collateral beautyなのに
素晴らしくない人生も、本当はその酷さとともに美しいのかも…という映画と理解しました。
サクサクとストーリーが進んでいくので、お手軽な感じもしますが、良かったです。
クオリティ高すぎでした!
娘を亡くしたハワードがその現実を受け入れず、
四六時中葛藤する日々。
社長を務める彼の3人の同僚たちは、
自分たちの生活を案じ、会社の存続と
共に心配するようになる。
彼との会話がままならない中で
何を考えてるかわからない同僚たちは
なんとか話してもらおうと
「愛」「時間」「死」をテーマとした
劇団役者を雇う。
家族を亡くした慰労会にハワードは
度々足を運んで皆の話を傾聴するが、
自分の事になると娘の名前も言えず、
その場をそそくさと離れることが続く。
同僚たちもそれぞれ家庭に問題を抱え、
娘に敬遠されてるホイット、
精子バンクを利用するか迷うクレア、
自分の体の病魔と戦うサイモン、
それぞれが犠牲を払ってでもハワードを
助けようとする。
やがて、クリスマスに...
そこからがクライマックスでした。
以下、感想。
なかなか奥深く、精神世界が入ってると思います。
最後はありゃ~とビックリしましたが、納得でした。
「愛」「時間」「死」を
改めて考えるいい機会でした。
ありがとうございます。
X’マス映画はやはりX’マスに‥
2回目を観て改めて邦題のまずさが伝わってくる。
原題は確かに日本語にし難い言葉「Collateral Beauty」
劇中で翻訳されている言葉もなんかちょっと違う気がする。
脚本も名優たちが参加しているから、納得させられるけど
よく考えたら、結構ひどいところから始まる話だし、
解ってるならその態度は無責任じゃね?と突っ込みたくなった。
子どもを亡くして落ち込むハワードを案じる同僚たち。
一見良い話に見えて、実は
ハワードが会社の経営権を握っているので
彼が同意しないと会社を売却できないから
会社存続の危機に直面して、何とかハワードが
精神的に正常で無いと証明して経営権を取り上げようと
いうところから話が始まる。
これは難しい。
もちろん人として、仲間としてハワードが心配だけど
自分たちの生活も心配というギリギリのところを
ケイト・ウィンスレット、
エドワード・ノートン、
マイケル・ペーニャ
の三人が流石に巧妙に演じている。
ハワードに対峙する名優三人
ヘレン・ミレン
キーラ・ナイトレイ
ジェイコブ・ラティモア
も舞台劇の様な緊張感が漂うシーンに仕上げている。
メインの七人に注目が集まってしまうけど
私的には、おばあさん探偵が結構ツボで目が離せなかった(笑)
全体に細かな情報量が多い作品なので
ぼんやり観てると意味不〜〜で終わってしまいます。
そんなに長くないので集中して観てください。
それよりも何よりも、これは配給会社の問題だろうけど
X’マス映画はやはりX’マスにちゃんと上映してほしい!
一年先でも良いからさ〜〜
年末に人生についてあれこれ迷う時期に観てこそ
意味のある映画だと思う。
ツメがあまい…
ヒューマンドラマとして泣かせたかったの?かな、感動させようにかかっているみたいだったけど、細かいところでつじつまが合わなくて、作り話だとしても途中飽きて席を立ちたくなった。せめてラストでまとめてよと願っていたら、最後の最後でなんとかしまった感じ。
全体に重く8割がた、ただただ重い。
娘が死んで三年も経っているという設定が、違和感。
その間食べないとか、仕事しないとかないと思うし、クライアントを失いかけるならまだ早い時期だったでしょう、とか。友人が大病を患っているといるというエピソードも本筋をブレさせるし、大病してる設定の人が太り過ぎ。病気をカムフラージュするために毎朝ジョギングしてるとかの台詞あったけど、その体型ジョギングしてない体型だわー
細かいようなツッコミですが、こんなのが沢山あって総合的に入り込めない世界でした。
セリフの魅力がすごい
小難しい表現が多いと感じる人も多いと思うし、理解するまで時間がかかるセリフもたくさんあるけどこの遠回しな言い方が胸にくる。久しぶりに映画館で泣きました。ウィルスミスが注目されてるけど、観始めるとウィルスミスの存在を忘れるくらい役者陣の素晴らしさにクオリティの高さ。素敵な映画だった。
でもほんっとうにこの邦題のセンスの無さには泣けてくる。原題のCollateral Beautyを何も理解してない気がしてならない。セリフでも何度も出てくるのに。「素晴らしきかな、人生」で片付くような話ではないんだよなあ…
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