素晴らしきかな、人生のレビュー・感想・評価
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脚本の巧さと役者たちの名演に拍手
アメリカでは家族揃ってクラシック映画『素晴らしき哉、人生』を観るのが定番のクリスマスの過ごし方。この誰もが知る名作映画に着想を得たという本作は、絶望の淵に立った男の変遷をファンタジーではなく、極めてリアリティに即したヒューマンドラマとして紡ぎだす。
その中心にあるのはやはり脚本だ。豪華な俳優陣がタペストリーを成すようにこぞって共演を快諾したのも脚本の素晴らしさに要因がある。最大の特徴は、“天使”が救済しにやってくるのではなく、“舞台俳優”たちが主人公の前に立ち、彼の魂に向けて語りかけるところ。この奇想天外さ。そこから染み出してくるヒューマニズム。決して予定調和に陥らない“驚き”を終始持続させ、見終わった後、まるで陽だまりに触れたような感慨をもたらしてくれる。いつもの機関銃ぶりとは180度違い、ほぼ無表情、無言を貫き通すウィル・スミスもまた新鮮。役者たちが添える名演も相まって思いがけない掘り出し物だった。
元作へのオマージュとしても正鵠を射ていたと思う
<映画のことば>
「生きて、君の舞台が見たい。」
「あの舞台は、もう死んだわ。
でも、死んでいないかも。
何事も、見方ひとつだもの。」
最愛の娘だっただけに、亡くしてしまったショックは(当たり前のことながら)小さくはなかったのでしょう。
ハワードにとっても、その妻マデリンにとっても。
一方、家族を遺してこの世を去らなければならないことが間違いのないことと分かってしまったサイモンにとっても、その不幸の「荷の重さ」は、並大抵のものではなかったことでしょう。
「不憫」(原文ママ)という一時(いっとき)の気の迷い(?)から妻を傷つけてしまい、それ故に愛娘と引き離されて暮らさなければならない悲哀を味わっているホイットにしても。
そして、会社のためには、家庭を持ち、子供を産むことを諦めざるを得なかったクレアにしてみても。
(そんな境遇にあっただけに、愛娘を亡くしたハワードの悲しみが、クレアには身に染みていた?)
考えてみれば、この世の中、「不幸」ということは、誰にでもありそうです。
評論子に例えれば、通勤のために毎朝のようにバスに乗ることがもう4年近くにもなれば、名前も人となりも知らないけれども、そして言葉こそ交わさなくても「顔見知り」になるような人の一人や二人は出てくるものですけれども。
そして、彼や彼女だって、何かの「不幸」や「悩み事」を抱えながら、それでも頑張って毎朝の通勤バスに乗っているのかも知れないー。
「自分だけではない」「誰にでも不幸はある(ありうる)」…そのことに気づくことができることが窮地から脱却するための術(すべ)であるということが、作中にブリジットの、いわば「決めぜりふ」として何度か登場するキーワードの本当に意味するところということなのではないかと思います。評論子は。
実際、あの三人組の俳優の「立ち位置」とでもいうのか、本当は何者だったのかは本作の明確には描くところではなかったようにも思いますけれども。
いずれにしても、何かと不都合の多いこの世の中をより良く生き抜くためには、自分の心の中に、意識してあの三人組の俳優を住まわせておくということは、ヒントのひとつにもなるのではないかとも思います。
本作は、その題名(邦題)からして、別作品『素晴らしき哉、人生!』(1946年)へのオマージュが込められた作品と、評論子は受け止めましたけれども。
(元作の単なるリメイクではないことは確か。あえて言えば、元作を現代的に改造した…いわばリミックス作品とでも形容すべきか?)
その位置づけはさておき、アメリカ社会での人と人と人との共助ということを(寛容の季節・クリスマスという要素を絡めつつ)元作とはまったく違った切り口からながら、本作も鮮やかに描いている点では、そのオマージュは、成功している(正鵠を射ていた)のではないかとも思います。
それらを受け止めてみると、本作も、なかなかの佳作であったように思います。
評論子は。
(追記)
本作は、評論子が毎月参加しているデスカフェで、メンバーの一人から話題提供があり、映画ファンの端くれの評論子としては、未観を恥じての「緊急鑑賞」として、いわば「おっとり刀」で、地元のレンタル店からレンタルしてきたものでした。
結果、本作自体が、前記のとおり思いもかけない佳作であったほか、同名別作品の『素晴らしき哉、人生!』にも、大いに食指をそそられることにもなりました。
これも、映画を観ることの、楽しみ方(醍醐味)のひとつなのかも知れないとも思いました。
その意味でも、印象に残る一本でもあります。
評論子には。
(追記)
複雑に組み立てられたドミノのコマがが倒れていくところは、あんなにも美しいのです
ね。
その方面の愛好家がハマっていくのが分かるようにも思いました。
しかし、そこまでの根気。
「超」の形容詞が付きそうな「せっかち」の評論子には、とうてい無理だろうなぁとも
思いました。
3.4最後まで気が付かない
最後まで気が付きませんでした
「名前」を言っての意味がわかったときにそういうことかーとなった。
三人の中で一番クールだったのはtime
『Collateral Beautyを見逃さないで』 なるほど、な...
『Collateral Beautyを見逃さないで』
なるほど、なるほど、
やっと、NETFLIX(アメリカ映画も)も、ひねる事を学習したようなだ。
タイトルとは違うが思いの外深い話
最愛の娘を失ったウィルスミスの再生物語=お涙頂戴なのかと思ったら、それだけではなくもっと深みのある話やった。
彼を取り巻く仲間たちもまた愛、時間、死と向き合うべき人生のターニングポイントに来ていて、自らの人生と向き合うチャンスを得る。
各々の人生模様がクリスマスシーズンでキラキラのニューヨークで描かれるので、人生の浮沈を視覚的にもすごく感じた。良いことばかりではないけど、悪いことばかりでもないよ、と。
キャストが豪華なわりに、それぞれの出番が少ないのが残念かな?大御所ヘレンミレンは流石に出番が多かったが。私の大好きなエドワードノートンの出番がもっとほしかったよ!!
あと、邦題は 幸せのオマケ でよくない?めちゃくちゃ良い言葉やからぜひ使ってほしかった。
史上最低邦題決定戦、優勝最有力候補👑 素晴らしいかなぁ、この映画…?
人生に絶望した会社経営者ハワードが、ある不思議な出会いを通して自己を見つめ直してゆくヒューマン・ドラマ。
主人公ハワード・インレットを演じるのは『メン・イン・ブラック』シリーズや『スーサイド・スクワッド』の、レジェンド俳優ウィル・スミス。
ハワードの親友で共同経営者、ホイット・ヤードシャムを演じるのは『ファイト・クラブ』『グランド・ブダペスト・ホテル』の、名優エドワード・ノートン。
「愛」を演じる役者、エイミーを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイ,OBE。
ハワードとホイットの友人で経営幹部、サイモン・スコットを演じるのは『アントマン』『オデッセイ』のマイケル・ペーニャ。
同じくハワードとホイットの友人で経営幹部、クレア・ウィルソンを演じるのは『タイタニック』『ホリデイ』の、レジェンド女優ケイト・ウィンスレット,CBE。
「死」を演じる役者、ブリジットを演じるのは『RED』シリーズや『モンスターズ・ユニバーシティ』の、レジェンド女優デイム・ヘレン・ミレン,DBE。
1946年公開の映画『素晴らしき哉、人生!』。公開から70年以上経った今でも、史上最高の映画の一つとしてよく名前が挙げられる名作中の名作である(観たことないけど😅)。
本作は、この46年版を現代風にアレンジしたリメイク作品ではない。
…………。
そう、リメイク作品ではないのである!!
リメイクでもリブートでもリマスターでもリミックスでもない、全くの別物。それでこのタイトルって、そりゃ詐欺ってもんですよ💢
ちなみに原題は『Collateral Beauty』(幸せのオマケ)。
『素晴らしき哉、人生!』(原題:『It's a Wonderful Life』)とは全く関係ない。
つまりこのタイトル詐欺は日本の配給会社が勝手にやったことなのだ。
これはあまりに酷すぎる…。訴えられてもおかしくないほどの暴挙!!
大体、本作と『素晴らしき哉、人生!』って、作中の季節がクリスマス・イブって事くらいしか共通点ないじゃん!いい加減にしろマジで!!
というか、内容的にはむしろ『クリスマス・キャロル』の方が近くない?どうせタイトル詐欺で釣るならいっそのこと『ウィル・スミスのクリスマス・キャロル』にしちゃえば良かったんじゃない?
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(原題: 『Guardians of the Galaxy Vol. 2』)や『黒い司法 0%からの奇跡』(原題:『Just Mercy』)など、気でも狂ったかのようなダメ邦題は多々ありますが、悪質さという点では本作が圧倒的なのではないでしょうか?
「史上最低邦題決定戦」が開催されれば、間違いなく本作は優勝候補の筆頭となるでしょう!!
と、映画の内容とは関係ないことをツラツラと書き綴ってしまいました😛腹が立ったんだもん。しょうがないよね。
まぁ正直、映画の内容は特に語ることない。97分という短めのランタイムで、とっても観やすかったです。ここはとっても美点。
サクサク観れるし、嫌いなタイプの映画ではないんだけど、オスカー級の超豪華キャストを起用してまで撮る必要あった?というのが率直な感想。
絶望の淵にいる男の下に、「死」「時間」「愛」を名乗る3人の男女が現れる。3人と会話を続けていくうちに男の心境にだんだんと変化が訪れる…。
と、話のさわりだけ聞くと「おっ!結構面白そうじゃん!」と思うのだが、この設定が上手く作用していない。だって主人公、この3人とほとんど会話してないんだもん。
それぞれと2回づつくらいしか顔を合わせないため、この出会いにより彼の心に変化が…、とか言われても全然ピンとこない。
大体この設定でいくなら、彼らの正体はエドワード・ノートンたちが雇った役者である、というネタは後半まで伏せておくべきなのでは?冒頭でバラしちゃってるからせっかくのファンタジー感が薄れてしまってる。
「死」「時間」「愛」が目の前に現れた!嘘だろ!?→と思いきや、実は彼らの正体は役者でしたーテヘペロッ⭐︎→と思いきや思いきや、やっぱり彼らは形而上学的な存在だった…のかも。
この方が、展開に起伏が出来てストーリーが面白くなったような気がする。
セラピーの相手が実は別れた元妻でした、というのが本作のオチ。
観客をビックリさせようとしたのはわかるけど、これはちょっと展開に無理がありすぎる。
「君の名前は?」とかウィル・スミスが聞いてたから、そりゃ観客としては「ウィルと彼女は初対面なんだな」と思うけどさ。それってつまり、自分の元妻の顔すら認識出来ないほどウィル・スミスがイカれちゃってたってことでしょ?
それは流石に突飛すぎるというか、そこまで狂人と化していたらそれはもう即座に入院させた方がいいよ😅
これならまだ、あのセラピーの女性はウィル・スミスのイマジナリー・フレンドだった、という展開にして『ファイト・クラブ』みたいにしちゃった方が飲み込みやすかったかも。ちょうどエドワード・ノートンも出演してることだしさ。
「死」「時間」「愛」が、実はウィル・スミスだけではなくノートン、ウィンスレット、ペーニャ、それぞれが向き合わなくてはならないものだった、という展開はなかなか考えられているな、と思った。
ただ、3人それぞれの葛藤と解決を描き切るには97分というランタイムでは到底足りない。ウィル・スミス1人分ですらあんまり描き切れてなかったからね💦
ウィルとノートンだけに焦点を当てるとか、もう少し登場人物が整理されていれば、もっと物語に深みが出たかも知れない。
絶望した人間が回復する物語って大体みんな好きなジャンルの筈。役者の力量も申し分ないし、ファンタジックな設定も良い。
それでここまで薄味に感じるっていうのは如何なものか?もっと面白く出来る題材だと思うので、なんだか勿体無い気がしてしまった。
監督は『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケルか…。この人の作品とは肌が合わないのかも😓
感動
人に勧められたものを片っ端から見ていて、ウィルスミスが主演なのですぐに見ちゃいました!
お話の内容は愛娘を亡くした主人公が打ちひしがれている所から始まります。愛娘が亡くなってから2年の月日が経つも立ち直れないまま。5日間でドミノの超大作を仕上げますが会社は傾く一歩…
死、時間、愛に関してはすごく心揺さぶられました。
特に時間。
私が布団に入ったときふと「なんで1日は24時間なんだろう。もっと増えればいいのに」と呟いていました。
今回その内容が出てきたので図星を突かれたようでした。
時間の概念も勝手に人間が造った物なんですよね
今回、主人公が届くわけもないと出した
死、時間、愛への手紙が、手紙に応えるため、残り時間の少ない人に応えるため、愛を思い出して欲しい人に応えるため死、時間、愛を動かしたのだと思いました。手紙を出していなければ始まっていなかったと思います。
ある別のドラマですが
人間はちょっぴり寂しい。なぜなら死をいつも身近に感じているから。だから、人間は必死に人生を生きる
とありました。
もし人間が不老不死だったら終わりがなくずっと長く続く人生に脳がバグを起こしてハッピーゾンビになっていくかもしれません。
終わりがあるからこそ人を必死になるのかも…
素晴らしきかな、人生
いつなんどき何が起こるかわからない
いつも今を大事に生きていく!
何も解決しないのに泣く
鑑賞後の気持ち
感動・満足感
鑑賞後の心の変化
死を含め人生のあらゆる苦しみは逃れることはできない。
受け入れることしかできない。でもそれは前進であるということ。
鑑賞後の行動の変化
特になし
好きなシーン
娘の死を受け入れられなかった主人公が娘の名前を呼び、死因を再確認して、苦しい事実を受け入れながら進んでいるシーン
嫌いなシーン
ない
もうちょい!
フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生』のリメイクかな?と思ったけど違うみたい
幼くして亡くなった娘を忘れられず、心ここに在らずの状態が続いている主人公はテック企業のカリスマ経営者の一人。
主人公がボーッとしてるから会社は傾き始め、会社を売却するにも出来ず、他の経営陣は役者を雇い打開策を模索するのだが…
人生で大切なもの『死』と『時間』と『愛』
抽象概念であるそれらを演じる三人の役者達。
キーラ・ナイトレイ… 美人だけど『愛』を演じる情熱が感じられないのは好みのせいか(笑)
最後の夫婦の展開、役者が実は?!など脚本は良かったー
感動
主役たち4人とも良いキャラだった。
アクションじゃないウィル・スミス珍しい。
ポップじゃないマイケルペーニャも珍しい。
女好きのノートンよかった。
ケイト・ウィンスレットとキーラ・ナイトレイ綺麗。
ながら見してたから最後の大事なシーン見逃してた、、。
奥さんの子供の名前と死因を話しているところ。
感想見てたら2人は元夫婦だったことを知った。
初見でちゃんと見てたらすごい感動したと思う。
面白くないし、消化不良
いい感じ風に作ってるけど、分かりにくいし、おもんない。
娘死んだら悲しいのはわかるけど、いい大人が会社の人たちみんなに迷惑かけて、同じ思いしてる奥さんに寄り添いもせず、初めまして的なんおかしいやろ。
完全にただの病気やん。会社できるわけないやん。
そんで、あの役者達何?
あれきっかけになったか?イマイチ伝わってけーへんし。
それに会社の同僚も死ぬ病気とか重いし。
単純に面白くなかったし、感動もしなかった。
やはり、このタイトル。解せない。
まぁまぁ面白かったですよ。
でも、この「まぁまぁ」ってのがポイントで。
この、クソみたいな邦題付けた人は
たぶんこの映画面白くなかったんでしょう。
※監督が日本語堪能で自らつけたのなら謝りますが・・・。
このタイトルをつければ
どういう賛否両論が巻き起こるかは
容易に想像できたはず。
もし、「素晴らしき哉」の大ファンなのであれば、
この映画を評価するはずもなく。
もし、この映画の大ファンになって
後から「素晴らしき哉」を知った新しいファンは
がっかりするだろうし。
もし、このタイトルによる賛否両論を
巻き起こしたいがために
このクソ邦題を付けたのであれば
この映画へのリスペクトは微塵も感じられない。
この映画製作に携わったすべての人を
貶すような愚行だ。
だって名付け親のあなたは、
この映画を面白いと思っていないのだもの。
もともと監督が「素晴らしき哉」に着想を得たとか、
オマージュとか、アメリカと日本の認識の違いとか、
そんなことを言っているのではない。
もし面白かったと思ったのなら
その、無い知恵を振り絞って
最高の邦題をつけるべきでしょう。
それが映画へのリスペクトってもんでしょう。
それでも思い浮かばなかったのなら
だまって「コラテラル・ビューティー」として
公開しなさい!
ってタイトルにムカムカして
ほとんどストーリーが頭に入りませんでした。
娘を失った企業人
ウイルスミス扮するハワードは、6歳の娘を亡くし自暴自棄になっていた。ハワードの会社の仲間たちが探偵を雇い筆頭株主のハワードに経営責任が取れなくなっている事を調査し始めた。ハワード自身は、何とか自分を取り戻したいと思っていた。
企業人が娘を失ったからと言って仕事をしなくなると言う事はあってはならない。回りがヤキモキするなら株主総会で解任するしかない。もしくは病にて退任ありきだ。
キーワードは、時間と愛と死。禅問答の様な展開で陥れる話だったね。会社売却のために。さらには痛みを分かち合うちょっと難しい内容だった。しかし誰にも生活があるからさ。生きるために何をすべきかしっかりしないとね。
ラストの解釈は?
ラスト、愛、死、時間の3人が橋の上で消えていたのは、本当に愛と死と時間だったからなのかな。
アマプラの最後についてるメイキングでみんなが寓話って言ってたので、このことなのかと。
映画の内容としては、時間のセリフが一番グッときた。
こんなに与えてるのにって。
無駄にしてる自分がいるよ。
ラストがみんなが焦ってだけど、結局ちゃんとボスは会社にお金を残してて、でも、ボスは会社を失ってハッピーエンドなのだろうか?
いまいち感動しないのは、あまり状況が変わったようには思えないからかな?
誰に感情移入すればいいかもわからない。
ウィルスミス視点で作った方が良かった気がする。
題名のコラテラルビューティが幸せのオマケって訳もどうなのか?邦題全然違うし
幸せのおまけ
広告代理店を経営するハワードは娘を失った悲しみから、殻に閉じこもり自暴自棄な生活を送る。
そんな中、大口の取引先から契約を切られてしまい、会社は倒産の危機に陥ってしまう。
なんとか彼に心を取り戻してもらおうと同僚達は彼が大切にしている「愛」、「時間」、「死」を劇団員に演じてもらい、彼に語りかけることを計画する。
抽象的な概念を演じ、語りかけるという発想が斬新で、劇団員達の言葉は身に染みるものがありました。
ハワードを気に掛ける同僚のエイミー、サイモン、クレアの3人も各々、問題を抱えていてそのサイドストーリーの描写も良かった。
見逃さないで、その先にある「幸せのおまけ」を。
ん?どゆこと? (病んでて)奥さんって分かってなかったの? あの3...
ん?どゆこと?
(病んでて)奥さんって分かってなかったの?
あの3人は幻覚だったの?
だとしたら何で同僚たちとコンタクト取っていたの??
同僚たちもあの3人とコンタクトを取るよう導かれていたってこと??
愛はあらゆるところに宿っているの
タイトルのせいか、表紙のせいか、
なんとなく観るに至らなかったけど、ようやく観ました。
前情報無しで見ても、
無駄がなく、ポンポン話が進むのが引き込まれるし、よかった。
ストーリーの発想がおもしろかった
ラストは想像つくけど、似たような話は他にない気がする
しかもちょっとラスト驚きの展開。
~~~以下ちょっとネタバレ~~~
「死」の女性が地下鉄でウィル・スミスと話すところ、
周りの人はいろんな言葉で慰めてくれるけれど、
「結局全部綺麗ごとだ。だって、俺の手を握る娘はもういない」
ってとこが、一番泣けました。
あと、キーラナイトレイとのシーンも好きです
「愛はあらゆるところに宿っているの。」
良い言葉!
全てが繋がっている映画
息子や娘を亡くしどうしようもなくなっていた父親を死・時間・愛が慰めたり叱ってくれる映画です。ラストで鳥肌が立ちました。
今人生の何かに迷っていたり、自信がなかったりする人にはこの映画をお勧めします。
僕は時間が迫ってくるのが怖くて怖くて仕方ない人間だったのですがこの映画で少し響きました。
「愛」「死」「時間」をテーマに人との繋がりを描いた映画。脚本も良い...
「愛」「死」「時間」をテーマに人との繋がりを描いた映画。脚本も良いけど、NYの冬景色に雰囲気のある音楽をあわせてくる演出がにくい。やたらと登場するドミノシーン。脚本家は余程のマニアさんかと思っていたら、エンディングに向けてハッとさせられ、素敵な終わり方だった。大々的に宣伝されなかったからだろうか。イマイチな評価が多いみたいだけど、脇を固める豪華俳優陣といい、見応えのあるいい作品だと思います。
全190件中、1~20件目を表示