「とんでもなく美しいラストカット。」LOGAN ローガン バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
とんでもなく美しいラストカット。
レビューで他の方も書いていらっしゃるし、大勢のひとが同じ気持ちだと思うが、あのラストは「オイ、反則だろ!」って叫びたいくらいにグッとくる。
「X-MEN」シリーズにカウントされるのかどうか、とにかく男の哀愁ロードムービーという独自路線に振り切った本作では、X-MENという存在はほぼ過去の遺物のように扱われている。シリーズにはいろいろ紆余曲折もあったし、中には駄作と呼ぶしかないようなものも含まれていて、むしろ今回はシリーズからはみ出す「異端」であることが魅力に繋がっていた。
しかし、だ。最後の最後、あの一文字によって、シリーズがたどって来た過去のすべてを肯定してしまった。それだけの度量と愛情があのラストには込められていた。シリーズの大ファンではなかったが、結果的に全作を観てきたことが報われたと心から感謝したくなった。まあシリーズは形を変えて続くでしょうが、それはまた別の話ってことで。
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