「まさに予想を突き破ってくる最終作」LOGAN ローガン こーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに予想を突き破ってくる最終作
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笑いも、衝撃も、爽快さも、感動もある。とにかくずっと哀愁漂うこの雰囲気に、終始痛切な想いを抱き続けていた。
R指定なだけあり冒頭から過激な描写に驚いたが、ヒュー様が言う通り、ウルヴァリンにはこのくらいの描写がふさわしいと思う。ローラ役のダフネちゃんのかわいらしさと凶暴さも好きだった。中盤に登場する敵の最終兵器的なアレにはかなりの衝撃を受けたが、あれを過去のローガンと照らし合わせたりすると、なかなか感慨深いところがある。
途中描かれる心和む家族愛のシーンも、悲劇的ながらも時折見せる凶暴なウルヴァリンの爽快さも、物語にいいプラスとなっていた。
クライマックスでのウルヴァリンはやはり全快とはいかないまでもかつての強さを思わせるようだったし、何より最期の一言には涙をこらえきれなかった。あれはベタかもしれないが本当に感動した。ローガン/ウルヴァリン/ジェームズの最後の作品として、本当に良いものだったと思う。
今まで曲がりなりにも憧れのヒーロー的存在であったローガン、チャールズの、リアルな面に迫った、アメコミ映画もしくはアクション映画の常識を突き破ってくる作品だった。
途中タクシーの中であった笑えるけどいらなかったかなと思える描写と、ウルヴァリンに合ってはいるがちょっと過激すぎると感じた描写もあり、0.5下げた。
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