「不寛容に対しても礼儀正しく」パディントン2 しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
不寛容に対しても礼儀正しく
何度観ても笑えるあの囚人服の件
今回も笑って笑って最後に涙
もうロードショーも大詰め
でもも一回くらい観たい。
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2018.2.7 TOHOシネマズ六本木ヒルズにて2回目
1にはさほど思い入れはなかった。
絵本に比べ生々しいパディントンに
かなり違和感を覚えたのと
所詮はクマの話という偏見が
心のどこかに引っ掛かっていたのかも。
でも2はなんと心温まる作品か。
メッセージも明確になり
殺伐とした景色も塗り替えてしまう
そんなハッピーな仕掛けの数々。
劇場を出れば
現実からは逃げられないが
せめて束の間の
心地よい世界がそこにあるだけでも
明日に少し希望が持てる…
そんな映画です。
2回目は1回目以上に楽しみました。
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2018.1.22 TOHOシネマズ上野にて1回目
誰に対しても礼儀正しく
ブラウン一家からはもちろん
隣人たちからも愛されるパディントン
画面中から溢れんばかりの
この愛情がひたすら心地よい。
家族それぞれの持ち味が伏線となり
その回収にいちいち胸が熱くなる。
また不寛容にもの申すお父さんの
毅然とした姿は実に痛快。
ヒュー・グラントの
どこか憎めない悪役ぶりが
この動く絵本に彩りを添える。
ほんと前作以上に楽しめました。
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