パディントン2のレビュー・感想・評価
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いま最も安定感のあるファミリームービー。
前作『パディントン』も素晴らしかったが、同じ路線を踏襲しながらもアドベンチャーファンタジーに振り切った第2作。ただキュートなだけでなく品性が備わった熊のパディントンを、イギリスが誇る名優たちが囲む座組も相変わらずの贅沢さだ。
前作ではロンドンにやってきたパディントンが(疑似)家族を見つけるまでの物語であり、サリー・ホーキンス演じる母親の慈愛に満ちた演技が素晴らしかった。今回はそういう感動要素は少なめ。とはいえそれも、もはやパディントンとブラウン一家の絆は盤石だからであり、その前提の上で新たなトラブルが発生するのがいい。
今回の敵役ヒュー・グラントは、まさにヒュー・グラントらしいおとぼけ具合でもはや名人芸。しかも最後にオマケの見せ場まで用意してもらってすごく得をした感がある。前作の悪役ニコール・キッドマンとヒュー・グラントが共闘するのもいいかも、なんて夢想してしまうくらい末永く続いて欲しいシリーズだ。
パディントンは和みのアンバサダーだ!
思わず鼻先をすりすりしたくなるモフモフの毛並み、見つめた途端に相手の理性を崩壊へと導くつぶらな瞳、そして何より、そんなビジュアルとはミスマッチなベン・ウィショーによるくぐもったアフレコ。僕らが待っていたパディントンが3年ぶりに帰還した。今度はいわれのない泥棒の罪で投獄された先でも、得意のマーマレードで周囲を和ませ、みんなを友達にしてしまうパディントンだが、だからこそ、彼を通して作品が放つメーセッジはより明快に伝わって来る。人に対する誠実さとマーマレードの甘みで、世知辛いこの世の中を温かくする和みのアンバサダー、それがパディントンのミッションだということが。ベースにあるのは人間味が独特の風味を漂わせるイギリス的センス・オブ・ヒューモア。それが、サリー・ホーキンス、ヒュー・ボネヴィル、ジュリー・ウォルターズ、ヒュー・グラント等、英国演劇界の重鎮たちによって具現化された贅沢な時間に、心から感謝したい!!
いい人ばかり
別に道徳観とかお説教じみた事は無いけれど、
やっぱり子供に見せるべき作品かなと思った。
犯人、でも、その俳優も改心して刑務所で生きがいを持ち活躍していて、悪い人が出て来ない。
カリーさんが意地悪だけど、パディントンの
味方派に入りたいのかな?
おばさんの誕生日のお祝いの事を一心に思い、
何か心配事があるとおばさんに教えられた事を思い出し正しい道を選ぶ。
改めてパディントンのクマ格の良さを感じる。
(余談)
百貨店のイギリス展でマーマレードを買ったけど、パディントンの作るのと同じかな?
マイペースでぶれないパディントンと、優しい世界にほっとさせられる
たまたまテレビでやってて、暇だったので観たら1よりいいかも。
相変わらずドジなパディントン、転機を迎えてちょっぴり冴えない日々を送るブラウン家の面々。
パディントンはトラブルに巻き込まれるけど、人の善意を信じていたり、どんな場所に置かれても一所懸命で前向き。そんな熊に刑務所の面々も心ほどけていく。
ブラウン家の人々の趣味や特技が事件の核心で色々と役に立つのも、いいですね。自分が好きで行ってることは恥じなくていいし、いつか役に立つかもしれない。そんなシナリオに好感がもてました。くすっと笑える場面もやりすぎず、テンポよく進んでいく。
仕掛け絵本が事件の中心なので、回想場面や想像場面で絵本のテイストになるのも美しい。教会の螺旋階段、刑務所の様変わりした配膳所の内装など、今回はこだわりを感じた。
少し残念だったのは兄妹がわき役になっちゃったことかな。そのかわりヒュー・グラントの一人演技とコメディアンぶりが炸裂。おばあちゃんの「俳優は一番信じてはいけない」という皮肉な台詞にもくすっと。
ラスト、おばさんとの再会にはうるっときてしまった。こういうファミリーものって蛇足で後日談など何か付け足しがちだけど、パディントンの顔のアップがこれ以上ない、良い終わり方。特に、続編がないならばなおのことね。
しかし前も思ったけど、声がベン・ウィショーなのは何故だろう。小熊だから子役でいいのでは?と思ってしまうが、イギリスのアニメなどで(あるのだとしたら)大人がアテレコしてたのかしら?
【”親切な熊に世界は優しい。”ヒュー・グラントの魅力が溢れ、ブレンダン・グリーソンも良い味を出しています。勿論、ブラウン家の人々も(ヒュー・ボネヴィルやサリー・ホーキンス)良い味を出しています。】
■今作を鑑賞した理由
・先日鑑賞したニコラスケイジの主演作「マッシブ・タレント」で、彼の娘役が”観るんだったら、”パディントン2”!”と叫んでいたからである。
■ブラウン家の家族として幸せに暮らすパディントン。
彼はルーシーおばさんの誕生日に、アンティークショップで見つけた飛び出す絵本をプレゼントしようと考えるが、その絵本はとても高価だった。
パディントンは働いてお金を貯めようと決意するのだが…。
誤解の為に、無実の罪で刑務所へ・・。
◆感想<Caution! 内容に思いっきり触れています。>
・無実なのに、入れられた刑務所でもパディントンは礼儀正しい。
そして、囚人でコックのナックルズ(ブレンダン・グリーソン)のまずい食事に、誰も文句が言えない中、パディントンは優しく近づき、得意のマーマレードの作り方を伝授するシーン。
ー そして、囚人たちから万雷の拍手で迎えられたナックルズの表情。次々に得意な料理を名乗る囚人たちの姿。ー
・一方、ブラウン家の人達も”アンティークショップで見つけた飛び出す絵本を盗んだのはパディントンではない!”と奔走するも、パディントンとの面会時間を忘れてしまい・・。
ー ブラウン家の人達に見放されたと思ったパディントンの一粒の涙。ちょっと、沁みるシーンである。-
・ナックルズ達に促され、心ならずも脱獄したパディントン。だが、一方ではブラウン家の人達も真犯人は隣人で元スターのフェニックス・ブキャナン(ヒュー・グラント)だと突き止め、彼を列車で追うシーンや、飛び出す絵本の隠された謎なども面白い。
<いやー、今作、面白かったです。
”マッシブタレント”で父であるニコラスケイジの出演作よりも面白い!と言っていた娘さん、正しいです。(スマン、ニコラスケイジ・・。)
ヒュー・グラントのどこかお茶目な悪役ぶりや(エンドロールで獄にぶち込まれながらもミュージカルを楽し気に演じる姿。)ブラウン家の人々(ヒュー・ボネヴィルやサリー・ホーキンスが良い味を出しています。)がパディントンを助けようと奔走する姿なども、コミカル要素を絡めながら、キッチリと面白い作品です。>
真面目さとやさしさで皆を幸せにしていくクマ映画
「マッシブ・タレント」を観て、「パディントン2」をもう一度観なおす事に。
失敗ばかりのクマのパディントン。
でも、持ち前の真面目さとやさしさで皆を幸せにしていく。
推理アリ、アクション?アリ、友情アリ、伏線アリで、とてもよくまとまった幸せ映画。
クマ溶け込み過ぎ問題
クマと人間の共存。ファンタジー作品。
リアルを求めるな(カメラも止めるなよ📷´-)
なんでもありのギャグファンタジー
前半はクマがクソでイライラする(クマの判決重すぎw)
後半はバカバカしく有り得ない展開で笑える。
Happybirthday!!!
ルーシーおばさん普通のクマ。パディントンコグマ🐻
ひたすらかわいいパディントン
「うわ、かわいい」と何回心の中でつぶやいたことか。パディントンのあの鼻の穴のしっとり感、たまらん。
吹替で鑑賞。パディントンの声を松坂桃李さんが当てたことで甘さ控えめ香ばしいアーモンドチョコレートのようなクマに仕上がっていた。胡散臭くてダンディーなヒューグラントの声を斎藤工さんが当てたのもよかった。こちらも強引に食べ物に例えるならブルーチーズあたり?
飛び出す絵本にまつわるストーリーだが、骨董店、移動遊園地、野良犬、イギリスの街並みなど、映画そのものが飛び出す絵本。ワクワクに溢れていた。
憎めなぬくまたん
もっとやらかせと心の声が。やらかしても憎めないくまたん。ブラウン家の優しさが2ではもっと際立って。何で幸せな者のくまたんなのか。ルーシーおばさん陰で操っていないよねと。甘やかしだけではこんな愛くるしいキャラにはならないほんわかさ。そこに声優松坂桃李の息吹。そっと囁いてほしい。
パディントンから続けて観ました!
この手の映画では珍しく最後泣いていました。パディントンの人を絶対的に信じる力、素直な性格でみんなからあっという間に愛されてしまう。また近所の人々も良い人ばかりでこちらまで嬉しくなってしまいました。ホームアローンとETを足して2で割った様な作品に思えました。ややアクロバットなシーン?が早くて何がどうなってそうなるのか付いて行けない場面もあります。色々な部分で偶然にしては出来過ぎですが、パディントンの表情とかとても可愛いです。パディントンから学ぶ事が沢山ありますね!
会う人みんなをハッピーにするクマちゃん!!
大人気の2014年「パディントン」の続編です。
礼儀正しく紳士でキュートなクマのパディントン。
今回はなんと盗みの疑いから逮捕されて、
刑務所行きになってしまいます。
パディントンがルーシーおばさんにプレゼントしようと、
お金を貯めていた「世界最古の飛び出す絵本」
実はこの本、大変な財宝の場所のヒントが隠されていたのです。
それを狙ったのが、売れない俳優のブキャナン(ヒュー・グラント)
彼を追っかけたパディントンは間違って窃盗犯にされてしまいます。
しかし刑務所でもマーマレード作りをして、すっかり人気者。
囚人たちもハッピーにするパディントンです。
しかし無実を晴らすため・・・と誘われて脱獄する羽目に!!
この「パディントン」は1も2も冒険活劇ですものね!!
今回はブラウンさん一家5人も大活躍。
終盤のスペクタルシーン。
並走する列車の上へ下へ中へと、パディントン、ブキャナン、
ブラウンさんと入り乱れて、スリル満点。
そしてまさかの水中にドボン!!
伏線の回収が実にお見事です。
ジュリーの学校新聞。
鉄道オタクのジョナサンの運転の腕前。
弾丸投の名人・ブラウンの投擲の技。
ブラウン夫人の水泳の腕前。
(これが大変な隠し玉)
バードさんの数々の活躍・・・
そして何よりのサプライズ!!
ルーシーおばさんが、まさかの???
今作の悪役。
売れない俳優ブキャナン役のヒュー・グランドにも
ラストに見せ場を作るなんて、監督(ポール・キング)も実に優しい。
親切こそが、パディントンのモットー!!
ですもんね!!
過去鑑賞
ペルー産の熊
2022年5月8日
映画 #パディントン2 (2017年)鑑賞
続編です。熊が街中を歩いていることに違和感がなくなってきました。
パディントンの声を #松坂桃李 さんが、敵キャラの #ヒュー・グラント の声を #斎藤工 さんが吹き替えてますけど、2人とも落ち着いた声なのであまり合ってないような・・・
活劇の可能性を押し上げる問答無用の傑作
前作も傑作だったのだが、それを当たり前のように超えてくる大傑作。
前作の良かった点をさらに洗練し表現していて素晴らしい。
ただ今作の最大の推しポイントは脚本だろう。
何でもなかったキャラクター紹介がまさかの伏線になっているなど、脚本力に唸る一本だ。
可愛い
小説家 マイケル・ボンドのベストセラー
『パディントン』シリーズの映画化 第2弾。
今回は、
大好きなルーシーおばさんの
100歳のお誕生日祝いにと
ステキなプレゼント
「飛び出す絵本」を骨董屋さんで発見。
ロンドンの街が飛び出す
世界でひとつの絵本を贈りたいと
様々なアルバイトをするパディントン
失敗続きでも
行動が全て可愛くて(´▽`)
ある日、ブラウン家の人と
移動遊園地へ行き
そこで、出会った
昔、地元のスター⭐だった
ナルシストのフェニックス(ヒュー・グラント)に
絵本の事を話してしまう。
その後、絵本が盗まれるのですが
なんと!パディントンが盗みの罪で
刑務所行きに・・・O.M.G・・・
刑務所内の強面のお兄さん達から
教訓を教えられたりするけれど
そこは、ほら、心優しいパディントン
荒くれ者たちの💗ハートを
マーマレードでキャッチして・・・(≧▽≦)
見かけは怖いけれど
温かな心を持った囚人さんの
良いところを見出したりどこに行っても
人気者になるクマちゃんなのです。
前作同様
ロンドンの名所も見られて嬉しかったです。
後半、パディントン駅でのシーンも
印象的でした。
云十年前に家族でロンドンに行きました。
パディントン駅でパディントン像と記念撮影も
懐かしい想い出です。
ヒュー様が、怪演する
ブキャナンが変装して登場するのも
可笑しかった。
ブラウン家族、ウィンザー・ガーデンの住人達
パディントンを取り巻く人々の温かさも
伝わってきて、ほっこり笑顔になれる作品。
最後、100歳のルーシーおばさまの登場~⭐
たのしかった!
第一作目も良かったが、それをさらに上回る愉しさだった。
いつでもどこにいても親切で律儀でドジなパディントン。愛さずにはいられないキャラクターぶり。
そしてアクションシーンは前作よりさらにスケールアップ、列車でのチェースシーンではハラハラした。特に「カジノロワイヤル」よろしく、水没するパディントンを助けに飛び込むロンドンのママの姿が印象に残った。
他のキャストもそれぞれ持ち前の力を発揮していたが、文字通り悪役=悪い役者役のヒュー・グラントもよかった。よく引き受けたな、と思うくらいのブラックな性格描写で笑えて、物語が盛り上がった。
三作目も予定されているとのことで、楽しみになった。
沁みるラストの「ハッピーバースデー」!
実は「1」を見ていない。
が、そんなもの関係なかった。
全編ファンシーな画面と、愛らしいクマのパディントンのもふもふ感で埋め尽くされる。
仕草も会話も衣装も、何もかもが上品な絵本を見ているようでいて実写を損なわず。
抜群のバランスと、いかがわしさの欠片もない夢のような物語にノックアウトだった。
けれどちゃんとアクションも入っていて、ハラハラドキドキにも抜かりなし。
人には親切にしなくちゃね。
とにかく邪な人がいない。
みんな最後は生き生き終わって、見終わった後、
明日も頑張ろう、とニコニコしてしまう有様。
パディントンよ、君は神か。
そんなラストでパディントンがおばさんと再会するシーンの
かすれるような「ハッピーバースデー」には、
沁みるような暖かさと優しさにジーンときてしまった。
ブラボー!
時期的に「007」つながりで観たのだが、
パディントンの声を務めたベン・ウィショーさんが本当にぴったり。
ガサツさの欠片もないアフレコの貢献度は大きい。
心が温かくなる。
2の方が面白い映画は珍しいと思う。
子ども向けの物語によくある勧善懲悪ではなく、悪役も幸せなのが、ホッとできて良かった。
ホームアローンのように、悪役がこてんぱんにされるのは、心から楽しめない気がする。
たくさん失敗をしても、ルーシーおばさんの言葉を大事にして、人に親切にするパディントンが、愛らしかった。
前作より良い作品になった
冒頭、絵本の中に飛び込んで実写とアニメの融合に惹きつけられた。絵本の中で実写とアニメが融合する映画は過去にもいくつかあったが、この映画は普通の絵本ではなくて飛び出す絵本と言う点が非常に斬新だった。そして、この絵本が最後まで重要なカギとなっていくとは夢にも思わなかったが。
前作同様、パディントンとブラウン一家との愛情が強く感じられて、全体的に見ていて癒される。今回はさらに、監獄で知り合った仲間たちとの友情もプラスされている。ストーリーも所々に笑いを散りばめ、また、前作以上にハラハラドキドキ感が増して、途中ダレる事なく最後まで引き込まれてしまった。
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