「マックス・チャンとマイク・タイソンを上手く扱った」イップ・マン 継承 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
マックス・チャンとマイク・タイソンを上手く扱った
過去作と同じように木人椿でのトレーニングシーンから始まるオープニングはなぜか高揚感がある。
ほとんどドニー・イェンのカンフーアクションを楽しむだけの本作にとっては、このオープニングだって大事なパーツの一つだ。
今作では、マックス・チャンとマイク・タイソンを迎えて、過去一扱いが難しかったのではないかと思う。
二人ともドニー・イェン演じるイップ師匠と敵対するわけだが、今までのように完全な悪役にするわけにもいかない。しかもマイク・タイソンに至っては負けさせるわけにもいかない。
そんな中でも、うまいこと物語に組み込んで、憎まれ役になりすぎないバランスをとれたんじゃないか。
ストーリーが特に面白いなんてことはないけれど、過去作と比べて一番脚本家の苦労を感じ取れた。まあそれがいいかどうかは分からないけれど。
ここまできたら「イップ・マン完結」も、もちろん観るつもりだ。
最後はブルース・リーもやっとメインキャストになれるのか?
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