「自分が自分であるために」ホームレス ニューヨークと寝た男 伶人さんの映画レビュー(感想・評価)
自分が自分であるために
一般的に知られているホームレスという概念で捉えるのではなく、彼がNYで生き残るために取った手段がホームレスという選択であり、それ故に経済的自由や職業的自由を手に入れ、自分らしく生きることができている。これはつまり自分らしい生き方を選ぶ1つの方法でもあるということだ。ただ普通の人であれば家を失くして生活しようとは思わないだろう。
自由を突き詰めたら超ミニマリスト(ホームレス)になっていたという予告編のタイトルにもある通り、当の本人もこの生活スタイルは偶然であったに違いない。
それでも私はこの生き方ができる男に憧れる。
もちろん成功して、家も家族も全てを手に入れられる方が人生の満足度も高いだろう。
しかし、割り切って自分らしく生きることを選択する。ある意味で現代においては必要とされる生き方であり、そういった意味でこの映画から学ぶ事は多いのではないかと思う。
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