「内容はひどい。でも映画としては面白い」昼顔 いやんさんの映画レビュー(感想・評価)
内容はひどい。でも映画としては面白い
ドラマ版は未視聴で映画を見ました。
本編を見て特に感じたのは①ガチクズムーブに打ち勝つ上戸彩の清純オーラすごい②斎藤工の奥さんほんま可哀想③オーナーのド正論パンチ気持ちいいの3つです。
まず上戸彩です。不倫で接触禁止令を出されているにもかかわらず、斎藤工と密会して、斎藤工の浮気?(元鞘)を疑い、奥さんの家に乗り込み、職場で不倫だけど幸せになる!と開き直り宣言をするという聞くと耐えない内容ですが、これが上戸彩の清純オーラによって純愛っぽく見えるんだから、上戸彩ほんますごい。特に上戸彩やばいなと思ったのは斎藤工の奥さんが車椅子状態になった後、斎藤工が元鞘にならないとわかって初めて奥さんに上戸彩が謝るところです。旦那を奪い、奪った相手が下半身付随なりかけ、という圧倒的勝者の立場になってから心の余裕を持て、初めて謝るという姿勢は、自分本位ここに極まれりということで骨の髄までクズだなぁと笑ってみてしまいました。しかも上戸彩の演技でなぜか上戸彩が被害者っぽい空気感あるんですよね笑
斎藤工の奥さんについてはそりゃキレるわって感じです。名前の呼び方許してたら、あと斎藤工が安易に指輪がどうとかペラペラ話さなかったら奥さんもあんなことしなかっただろうに、という。斎藤工もマジろくでもない。
奥さんが子供欲しがってたのに上戸彩があっさりできてたのも、かなりきついとこですね。
奥さん可哀想の極み。後皆さん言われてますが、この女優さんは実力ありますね笑
ラストはオーナーですが、
たぶんオーナーへの評価が低い人は不倫&浮気したことある人なんじゃないですかね笑
斎藤工との純愛っぽいムードと、実はオーナーと秘密の関係も...というドロドロの雰囲気を匂わせながら、突然めちゃくちゃ痛いところを説教してきて笑いました。あれは浮気とかしたことあったら刺さりすぎて反省を超えて逆ギレをしちゃうんだろうなって感じです笑
上戸彩が斎藤工と早く出会えば...という幻想的思想をぶっ壊す現実的説教でもあったので、この手の映画としては攻めたシーンでもあると思い、爽快感を超えて少し感心しました。
やはり不倫という行為への世間イメージも加味してのシーンだったんでしょうか。
内容をボロカス書いた気もしますが、
個人的には見た後にこうしてレビューを書きたいと思う作品は中身はどうあれ良作なんだと思います。しかも映画を見た後にドラマ版があることを知ったレベルのにわかだったのに、こうしてあーだこーだと思い出せるので、役者の魅せ方や映画の構成ができてたんだろうなって所です。
とりあえず不倫&浮気なんてダメですよ〜。
もしいい人と出会えたら、きっちり別れてから身綺麗な状態になりましょ。それが当たり前の世間のルールです。