「次の日まで続く脱力感」昼顔 ぴーさんの映画レビュー(感想・評価)
次の日まで続く脱力感
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ドラマは全部見ましたが、映画は全く期待せずに行ったのですが、想像以上に作り込まれた映画でした。まず主演の上戸彩さんの演技が凄すぎる。主演者全員がはまり役で演技も申し分なかったです。
最後の踏み切りのシーンは
全てを失った悲しみか、ノリコの言葉で自分が北野先生を殺したと感じたからか、どこにも向けようのない怒り、寂しさなど
言葉では表せない想いを表現していて鳥肌がたった。また花火のシーンから、すぐに棺桶や遺品のシーンに変わり、北野先生は死んだとすぐにわかるので何も考える暇もなく『え?』となる。
呆気なく描かれているが奥は深く、考えさせられる映画でした。最後の指輪を拾った男の子が、あの時質問コーナーで当てられていなかったら
サワとは再会することはなかったのかもしれない。儚く短い命で終わってしまう蛍をうまく昼顔と結びつけているところもよかったです。
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