レミニセンティア
劇場公開日:2016年11月12日
解説
ロシア製SF映画に魅せられた日本人監督が、ロシアに渡り自主制作で完成させたSF映画。ロシアのとある街で娘と暮らす小説家のミハエル。人の記憶を消す特殊能力を持つミハエルのもとには、記憶を消したい人たちが訪れ、ミハエルは人びとの記憶を元に小説を書いていた。ある日、ミハエルは娘との思い出の一部がないことに気がつき、記憶が思い出せない事実に悩み苦しんでいた。そんな中、ミハエルが出会ったのが、記憶を呼び起こす特殊な能力を持つマリアだった。そして、ミハエルはマリアにある取引を持ちかける。監督はアレクサンドル・ソクーロフ監督「太陽」のほか、数多くのメイキング監督を務め、本作が初の長編監督作となる井上雅貴。井上のオリジナル脚本を全編ロシアで撮影を敢行し、完成させた。
2016年製作/89分/G/日本
配給:INOUE VISUAL DESIGN
スタッフ・キャスト
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2018年8月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
記憶を消せる人と記憶を呼び戻せる人
ミラーニャとは
エピソード記憶は物語にたとえることができる。時間や場所、感情が含まれる。
作家さんの脳を覗いたらこんな感じ?
2018年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主人公は記憶を消すことが出来るため、依頼者が絶えない。
いつも一緒にいる娘が実は存在せず、記憶だけの産物と知り、記憶を復活させる人を見つけ依頼するのだが・・・。
製作費のかからない映画だが、独特の雰囲気があり楽しめる。
自主でこれだけのクオリティが!
とすごく刺激を受けました。
ロシアで撮影するというとチャレンジに聞こえるけど、井上監督にはそれは成り行き、不自然なことではなかったということをトークイベントで聴き、そこへも興味が惹かれました。
芸術を敬う国民性に羨ましさを感じます。
すごく美しく、言いようのない胸苦しさ、忘れられません。
やはり地元新潟でも上映したい。
ロシアのSFといえばタルコフスキの惑星ソラリスですが、あの詩的で映画が芸術的なエンターテイメントであることを認識させる、本物の作品です。
日本人監督であることも特筆すべき点です。