「純粋な歯磨き映画としての評価。」羊の木 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
純粋な歯磨き映画としての評価。
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歯磨き。
幼稚園の頃、メロン味、イチゴ味のかえって虫歯になりそうな歯磨き粉で強制的に歯磨き好きに洗脳されかけた事はなかっただろうか?
あれから数十年。
全人類の50%が歯磨き好きになる画期的な映画が誕生した。
デイケアの片隅で脳梗塞で半身麻痺になったあなたの肩にふわりと舞い降りる重力天使。
空港でのピチTを恥じらう彼女の姿など消し飛ぶその破壊力。
人妻の鉄板、縁側裸足。
そして、その殺人の経緯。
全てがこのシーンのための土台としか思えない。
ややスロー気味に、それでいて照明陣の神がかりなライトニング。
監督を始めスタッフがほぼ全員が最も力を入れたであろう、歴史に残る名シーンである。
この映画を観ると、早速帰って歯磨きをせざるを得ない。
いつの日か肩にのしかかるその乳力、もとい、重力に想いを馳せながら。
P.s. 介護士太田さんのせいでのろろ様もオッパイにしか見えませんでした。
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