アシュラのレビュー・感想・評価
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凄惨壮絶悲惨酷い、観るに耐えない。いい意味で。
3.7初めから最後まで共感できる登場人物はなく、
韓国映画はなぜいつも庶民を書くときにここまで落とすのか。
なぜ刃物にナイフ以外を使うのか。
全てが酷い。
話が通じない人はいるわけで。
沢山。
その人たちが権力を握ると。賄賂とか暴力のつるべ落とし風にみんなが悪くなる。
其々理由はあるでしょう。
でも理由が全てに免罪符になる訳ではない。
結局選択は自分でしているわけだから。
何だかなぁ。
カタルシスのない映画で凄惨なまさにアシュラなのかなぁ。
あと韓国映画は人を罵る言葉がいつも同じで。^_^
人間の欲深さを垣間見る。悪党達が行き着いた、なれの果てとは。
【賛否両論チェック】
賛:妻のために転落していった刑事が、悪党ばかりの中で板挟みになりながらも、生き残ろうと必死にもがき続ける姿に、思わずハラハラさせられる。
否:かなりグロいシーンが多く、暴力描写も多いので、苦手な人には向かない。
荒廃した街を舞台に、全てを牛耳る市長と、その逮捕を目論む検察、そして両者の板挟みになる阿漕な刑事と、三者三様の“悪い奴ら”が睨み合いながら、一触即発の中でせめぎ合って行く様子が、ハラハラ感満載で描かれていきます。
病床の妻のために悪に手を染め、ドン底へと滑り落ちた刑事・ドギョンが、絶体絶命のラストでどんな手段に打って出るのか、その奇策もまたスゴいです。予定調和の中で、見事に予想を越えていった印象です。
グロい描写はかなり多いので、お気をつけて。アウトロー映画好きには必見の作品です。
おもしろい、すごい、おもしろい
北関東の某ミニシアターで封切り初日に鑑賞。
映画マニアのグンマーが集う劇場である。
昨年11月に見た、ソン・ガンホ主演の「弁護人」がまったくの期待はずれで、キム・ギドクの「囚われの男」もイマイチだったため、韓国映画にまったく期待していなかった。
が、この作品、事前の情報まったくなしに見たのだが、アタリ!であった。
1人の人間が追い込まれていくとどうなるか、というのを実によく描いていた。
映像の厚み、役者のこまごまとした芝居もうまいし、随所に光る演技があった。
レベル高い、と思う。
この監督の作品「MUSA」も見てはいるが、ほとんど記憶していなかった。
それほど大物の監督とも思えないが、たいした作品だと思う。
日本映画のだめぶりがあぶり出されたような気がする。
韓国映画はすごい。
韓国映画はまったく緩んでいない。そんなことを感じさせる1本であった。
それでも、先日観た「哭声 コクソン」には及ばない。
韓国のある市の市長は利権を一人占めしているような状態で、汚れたことでもなんでもする独裁的な男であった。
その男に検察は挑んでいくのだが、ひとりの刑事を利用しようとする。
市長に扮したファン・ジョンミンが素晴らしい。完全な悪者で同情を差し挟む余地がない。悪役が光ってこそのアクション映画である。
利用される刑事のチョン・ウソンは少しわりを食った感じである。
キム・ソンス監督の演出がもう少しテンポのあるものだったら言うことなしだった。それが少し惜しまれる。
ファン・ジョンミンと検事をやっていたクァク・ドウォンは「哭声 コクソン」にも出演していたが、まったく違う役柄で、ふたりの力量を目のあたりにした。
相変わらずのパワー
今年ベスト級!
血だらけ
観客を地獄の淵に立たせる映画
悪い奴らばかり出てくる韓国ノワール映画『アシュラ』。病気の妻を持つ刑事ドギョンは金の為、街の再開発を計画する市長の裏方として汚職に手を染めていたが、それに目をつけた検察官は逆に彼を利用しようと近寄り、泥沼の板挟みにずぶずぶと墜ちていく。
主人公ドギョンは市長側につけば検察に逮捕され、検察につけば金脈を失いこれまでの市長の後始末を暴かれるという、ダブルバインド状態に陥る。市長を裏切り、一方で検察の目を騙す…そしてバレれば終わり。裏切りに裏切りを重ねるうち、事態は主人公の弟分まで巻き込み、主人公自身も狂気を帯びていく。
二重スパイものの韓国映画といえば『新しき世界』を思い浮かべるが、『アシュラ』もそれに劣らぬ傑作だった。裏切りを重ねる主人公の状況は緊張に緊張を増していき、膨らんで張りつめた風船が破裂するように、事態は混乱と崩壊へと転がる。その様相たるや、まるで恐ろしい地獄を覗き込んでいるかの心地だった…。
観終わった時、『アシュラ』という地獄から地上へと戻ってこれたような安堵感が広がると同時に、ずしりと重い後味が喉につかえたまま取れなかった。これが本当にフィクションでよかったと思える程に、どこまでも闇が深く、飲まれてしまいそうになる。観客を地獄の淵に立たせ、その中を覗かせるかのような映画だった…。
流石韓国
濃厚
傑作だ
ちょっとウトウトしてしまったがとても面白かった。機会があったらもう一回見たい。ただ、ちょっと長い。2時間に収めて欲しかった。
検事が殺されかかってすっかり寝返ろうとしているのが最高だった。後輩が調子こいてムカつく感じもよかった。
主人公がもう少し好きな感じだったらもっとよかった。性格が暗すぎて、本当に暗いばっかりでもうちょっとヘラヘラしたりふざけた人物だったらもっと好きな映画になっていたはずだ。
(追記)
前回は劇場で見たのだけどコンディション調整に失敗してウトウトした。改めて配信で見たのだけどすっごく面白い。市長が心がなくてすごく面白い。近くにいてはいけない人物だ。前回は主人公が暗すぎてあまり好感を持てなかったのだけど、今回は全然そんなことなくて、背負っているものの重みや人生の厚みを感じる。あれなら暗くても仕方がない。検察チームも返り討ちにあって最高だ。誰もが散々な目に合っているのがいい。大傑作だ。
市長の極悪ぶりが見もの!
染み付いた悪
予告を見た時から これはいいに違いない! とテンションが上がっていたが関西は上映がまだ少ないので京都まで足を伸ばして鑑賞
素晴らしい! 出てくるやつどいつもこいつもいい顔してて最高で、徹頭徹尾貫かれる暴力描写の凄まじさと相まってとてつもなく高カロリーな映画に仕上がっている
最初は手段の一つだった 悪 が人間性を蝕んでいき、もはや取り返しのつかない事が分かっていても決して抜け出すことのできない悪の道を突き進む主人公の姿は恐ろしく悲しくみっともないがそこから醸し出される雰囲気がとてつもなくクールで心を鷲掴みにされた。
あと子供と女性はほぼ登場せずひたすら悪の道を生きる男たちの生き様は 新しき世界 を少し思い出した
カーチェイスシーンとラストの葬儀場での乱闘シーンは完全に世界トップレベル 日本もこのぐらい振り切った映画をもっとたくさん作って欲しい
期待を超えて超大満足
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