「忘れていた一作」アシュラ クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れていた一作
同じ年に「お嬢さん」「哭声」と今作と上映され、いつか全部観たいなあと思っていて今作だけ忘れていた。
直近で「タクシー運転手」観て、やっぱり韓国映画ハズレが少ないわー、と再確認したので、次も韓国で何にしようと思ったら今作がAIのお勧めで遭遇。
市長パクがやたらコネが効き権力を握っている背景の深掘りがもっと欲しかった。コネあるし、しかも即座に嘘のシナリオを書き上げる機転と、こんな政治家は一般市民にはとても良い人にしか写らないだろうな。
そんなブラック市長パクソンべを演じるファンジョンミン。「新しき世界」のヤクザナンバー2役より極悪市長ってなんか面白いし、流石の二枚舌演技。
やさぐれ刑事ドギョンの奥さんの昔話とか、2人の結婚の時のパクソンべの話、なんかも欲しかったけどなぁ。それ無しでも2時間半の尺だから仕方ないかな。
ノワールとして傑作です。
ラストあの場所であんな風になるなら一石二鳥ですね。
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