「観たが時間の浪費だった」兄に愛されすぎて困ってます るか19さんの映画レビュー(感想・評価)
観たが時間の浪費だった
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久々の映画選択の失敗。
観はじめてすぐそれに気付き中断し出ようと思ったが、その後
出てもやる事がなかったのでストーリーの展開に期待しつつ
結局最後まで観た。しかし終始中身が薄いままだった。
設定がおかしいことだらけ。多すぎていちいち述べないが、
兄を兄だと思って暮らしてきて、兄を恋愛対象にしても良いという
状況になった途端、お互いが恋愛対象になれるという神経が
わからない。設定自体が気持ちが悪い。
ヒヨコでさえ、生まれて殻を破って最初に見たものを親だと思って
例えそれがブリキのおもちゃでもそれを親だとして追いかけまわす。
この兄妹は理性で気持ちを封印していただけで、本当はしっかり
お互いを男女として見ていた、ということでしょ?
人間とは社会的動物だから、血縁よりもまず社会的な関係が支配的な
はず。つまり、この映画はこの兄妹にたまたま血縁関係がなかった
という事でハッピーエンドにしているけど、実際には兄と妹という
社会的な関係同士が恋愛対象として結ばれるという、DNA的には
シロでも精神的・人間社会的には限りなくクロに近いと思える
奇妙どころか危ないとさえ思える映画。
例えそれが少女マンガの原作だとしても、映画はその原作に興味が
ない人(あるいはその存在を知らない人)も観る媒体。
映画にするなら最低限映画としての感動や深みやストーリー展開の
巧みさがないと成立しないでしょう。
例えいくら原作に忠実だとしても。
かく言う自分も原作は見た事もない。
映画にするには内容の薄いマンガや小説は安易に映画化しないで
ほしいと切に願う。
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