「切なくて、愛おしくて、何度見ても泣いてしまうだろう」君の膵臓をたべたい(2017) Awokeraさんの映画レビュー(感想・評価)
切なくて、愛おしくて、何度見ても泣いてしまうだろう
自他共に認める地味な男の子とクラスで人気者の女の子の恋物語。 女の子は膵臓の病気であと一年も生きられない。 男の子は、彼女に好意を持ち始めるが、自分が恋愛の対象だと信じられない。 それでも、誠実な態度で女の子に接し、彼女の願いを叶えようとする。 ときに振り回されろうばいする。
彼女も恋に臆病で、自分の思いをストレートに伝えることができない。 かみ合わずすれ違う感情と行動。 その一つひとつのエピソードが切なくて、愛おしくて、悲しい。 彼女が自分に寄せる思いに気づいた男の子が、最後に号泣するシーンは何度見ても泣いてしまう。
一日いちにちをだいじに生きよう、大切な人といる時間をたいせつにしよう、素直にそんなことを考えることができる。 日常生活に汚れた感覚の洗濯のできる映画。
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