劇場公開日 2017年7月28日

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「タイトルの意味」君の膵臓をたべたい(2017) M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0タイトルの意味

2020年7月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

タイトルだけ見るとなんのこっちゃなんですが、映画を観てその意味が、映画の前半で聴いた時と後半ではもうぐーんと意味が重たくて、泣いてしまった。

人が「今」生きている事には意味があって。人生なんていつ、どんな事が起こるか分からない。
それは出会いも同じ。いつ、どんな人と出会えるか。
出会うことは縁だと思っているけど、その縁を大切にできるかどうかは自分たち次第。

僕と桜良が、出会って、時間を過ごしていく

想像よりもあっけなくその最後はやってきたけれど、それがまた余計にストーリーの力強さを感じる事ができ強いメッセージを受け取った。
僕が、共病日記を読んだあと涙したシーンは、とても悲しくて、僕自身が桜良と出会って人間的に生きるという事に前向きに貪欲になったことが伝わってきて、私も涙が止まらなかった。
生きる事=まどろっこしい のように桜良は言っていたけれど、まさにそれ。だからこそ人生は面白い。

人生は誰と生きるかでその面白さの深みはどんどん変わる。大人になった僕が、また、桜良によって生きる事を楽しもうとしたラストがよかった。

浜辺美波ちゃんと、北村匠海くんがとても良かった。
とても美しく描かれていて、2人の雰囲気が合っていて観ていて癒された。

原作もぜひ読んでみたい。

M hobby