「映画終了後「はあ、良かったぁ」という声が回りから聞こえました」君の膵臓をたべたい(2017) オニオンさんの映画レビュー(感想・評価)
映画終了後「はあ、良かったぁ」という声が回りから聞こえました
長くなります すみません
原作、コミック、実写を見て、そして今回のアニメ映画を見ました
その上での感想を述べたいと思います
良かった点は数多くあるのですが、私が注目したのは「演技」です
中でも主人公の声を当てた高杉さん、これが思った以上に、というかこれ以外ないだろと思うほどはまっていました
YouTubeに上がっている予告動画のコメント欄に上がっていた「なぜ主人公の声を当てる人が俳優なのか」といった批判の類いのコメントを多く見ました 私も映画を見るまでは同じ意見でした アニメなんだから声優を使えよ、と
確かに最初はお世辞にも上手くありませんでした 感情をあまり表に出さないキャラなので違和感はあまり感じませんでしたが、若干棒読み感が否めませんでした
しかし、ストーリーが進むのにつれ、主人公が成長していくのにあわせて演技どんどん良くなっていくのをかんじました ストーリー通りにアテレコしていたのもあると思います
これは元々演技力が高い声優さんでは演技するのは逆に難しいかもしれません
そういった点を踏まえると、高杉さんを起用したのは正解だったと思います
高杉さんの演技で泣かされるとはおもっていませんでした
次に、悪かった点ですが、本当に素晴らしい作品なのですが、間違っても100点ではなかったです
その理由は一つだけです
原作を呼んだ方は分かると思うのですが、一番泣けるところ、あそこの演出です 自分で想像していたものと大きく違いました
詳しくは書きませんが、ゴチャゴチャしすぎていた気がします 原作者さんが一番伝えたかったところだと思うので、もっとシンプルでも良かった気がしなくもないです
最後に あくまで個人的にですが、悪かった点一つ以外は批判するところが見つかりません
それほどこの作品は完成度が高いですし、感動し何度かこみ上げて泣いてしまいました
語彙力がなく、上手く伝えられないのですが
この作品に出会えたことに心から感謝したいです