「日々を大切に生きなくてはいけない」君の膵臓をたべたい(2017) ボブちゃんと映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
日々を大切に生きなくてはいけない
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原作は既読。刺激的なタイトルと「ラストきっと、このタイトルに涙する」というキャッチフレーズに惹かれて鑑賞しました。
ざっくり言うと「難病モノ」で、沈黙の病と言われている膵臓ガンに侵された高校生の桜良ちゃんが残りの時間を大切に過ごす姿と根暗なクラスメイトの「僕」が、桜良ちゃんが欠かさず書いている「共病文庫」を偶然発見したことから、秘密を共有する仲間になり、「僕」が徐々に心を開いていく過程が描かれています。
主演の浜辺美波さん・北村匠海さんというフレッシュなキャストが繰り広げる青春ドラマが切なくも美しかったです。
浜辺さん演じる桜良ちゃんが、人前では病気など患っていないかのように明るく陽気に振る舞っているのですが、静かに忍び寄る病魔に不安を抱いている姿に胸が締め付けられました。
すれ違ったり、やりたいことを思いっきり楽しんだりと青春をじっくり楽しむ桜良ちゃん、見ていて本当に微笑ましかったです。
原作も映画も桜良ちゃんが、衝撃的な最期を迎えてしまうのですが、ラストに流れる桜良ちゃんの告白にはタイトルの意味が込められており、なおかつ北村さん演じる「僕」に対する思いが一緒に読み上げられるので、終始涙腺が緩みっぱなしでした。人はいつ死ぬかわからない生き物です。この作品から、1日1日を大切に生きることを学びました。
余談
12年後の「僕」と「恭子」を演じた小栗旬さんと北川景子さんの深みがあるお芝居、流石でした!そして、エンドロールで流れたMr.Childrenが歌う「himawari」があのシーンのあとに流れるのは、ズルい‼
是非、大切な人と一緒に見てほしい作品です。
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