劇場公開日 2017年7月28日

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「もう一度観たくなる。そんな映画です。」君の膵臓をたべたい(2017) まあやさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5もう一度観たくなる。そんな映画です。

2017年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は感動ものの作品という前提で、ネタバレはナシで書いていきます。

小説の映画化は漫画の実写化同様に失敗例が付き物ですが、今作「君の膵臓をたべたい」に限っては是非とも映画から入ってほしい。その方が間違いなくこの世界観を楽しめる。そう思いました。
原作である小説も勿論良いですが、Amazonレビューにも書かれているように喜怒哀楽の表現に違和感を感じ、読んでいて興冷めしてしまうということがありました。
しかし、この作品を映画化したことによりその違和感は消え、筆者の書きたかった「君の膵臓をたべたい」という作品が本当の意味で完成したのではないかと感じています。(追記:原作者様のTwitterを見る限り、映画と原作は別のものとして考えているようでした。変更点がかなりあるので納得といえば納得かな?)
1つ欠点を述べるとすれば、「あぁ、泣きそうだ」という感情に浸った瞬間には次の場面に切り替わってしまうということがあり、少しだけ忙しく感じてしまいました。
ですが、これは映画の性質上仕方ないことだということは重々承知していますし、この点では自分のペースで読める原作小説が得意な分野なのは間違いありません。
ですので、私一個人としては「映画」→「原作小説」の順で見ることが「君の膵臓をたべたい」という作品を一番楽しむ方法ではないのかなと思います。
ここまでだらだらと長く述べてしまいましたが、「君の膵臓をたべたい」映画、原作共に非常に素晴らしい作品です。
まだ観ていない人は是非観ていただけたらなと思います^ ^

まあや