「タイトルに涙する前に終っちまった〜!」君の膵臓をたべたい(2017) 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルに涙する前に終っちまった〜!
予告編にて「君の膵臓が食べたい」の台詞が物凄く怖く感じ、「なんだそりゃ?」と原作未読にて鑑賞しました。
前半、過去を振り返る様なストーリーから「世界の中心で愛を叫ぶ」(被る部分ありの、長澤まさみ→浜辺美波は東宝シンデレラ繋がり。柴咲コウ→北川景子はスターダスト繋がりだったので、まさか)の様な彼女が死んでしまうお涙ちょーだいラブストーリーありきか?と思いきや、そうでなかったのには意外でした。
ボリュームがかなりあって、鑑賞時間の流れが遅いと感じた。何故?本当は2時間満たないのに、2時間半ぐらい観た様な不思議感覚。
また丁寧な台詞が多いのにも気づき、好感も持てました。
膵臓の病のヒロイン浜辺美羽さんですが、前主演作「咲〜saki〜」からまた違う役やりましたね。良かったですよ。
こんな娘が彼女だったら死ぬまで何かしてやりたい気にはなる。
小栗旬さんより東出昌大さんに似ている北村匠海くん。最初はどうなる事かと思いましたが、後半の鼻の穴大きくして号泣するシーンにビックリしましたよ。大器を感じました。
ヒロインにもう少し青春を味あわせてやりたかった面はありますが、この終わり方もアリと言えばアリかな。
マイナスは
後半ヒントが前半新聞にあったのが頂けなかった。
正直いらない。
盛り上げといて最後はそれでいいの?状態ではありました。
ウルっとは来ましたが、泣かなかったです。はい。
タイトルに涙する前に終っちまった〜!
膵臓を食べたい理由って彼の孤独に対する強さを手に入れたかったのか、、それとも?
まあ、DVD等で出てからもう一度見て考えるとします。
怖いかなと思ったけど全然。
タイトルを気にせず観てもらいたい作品です。
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