「そこに触れてはならないんだろうけどもう気になって仕方ないのでこの映画はダメ」メッセージ raccoondogさんの映画レビュー(感想・評価)
そこに触れてはならないんだろうけどもう気になって仕方ないのでこの映画はダメ
逆になんでこんなに評価されてるの?
ルイーズさんが未来視手に入れてなんやかんやあって
すべてを受け入れるストーリーについてはまあいいんじゃないですか?
問題はそこじゃなくて
前提として
「相手は異星から地球にやってこれるだけの技術力を持った、圧倒的に人類を上回ってる存在である」
ということを思い出してほしいんです
つまり、やろうと思えば
宇宙空間でばかうけ加速させて地球に突っ込ませることで簡単に人類滅ぼせそう
程度の想像は付きますよね?
なんとこの映画の中国とアメリカは、この程度のことも想像ついてないっぽいんですよね?
だがここでアメリカ!
まさかの異星人に爆弾仕掛けて先制攻撃!アボット撃破に成功!
なにやってんだお前!正気か
なんでろくに意思疎通できてない段階で相手の意志を決めつけて
先制攻撃されたわけでもないのに攻撃してんだこのゴミ
戦争だろうがっ……
宇宙空間から宇宙船突っ込ませるだけで勝てそうな相手と!
中国さんは中国さんで麻雀で意思疎通を図るとかいうエキセントリックな対話方法中に
絶対勝てないの確定してる異星人に先制攻撃する判断したんですか?
「まあ中国だし…」で良いことにしましょう
どこの世界に月に行くのもやっとの現代人が
スター・デストロイヤー(スター・ウォーズの戦艦)と戦おうとするやつがいるよ
そこまで戦闘力無いとしてもじゃなくても似たようなもんだよ!
バカばっかりかよ!
もうルイーズなんかどうでもいいよ!
登場人物全員バカしかいないんじゃねーかもう終わりだよ!
何だこの映画!本題が頭に入ってこないだろうが!
まとめるとこの映画はヘプタポッド救済RTA
まず地球に飛来します
適当に現地人と戯れながらルイーズさんに文字を理解させます
意図的に現地人が勘違いするように「武器」とかいって煽ります
アメリカがルイーズさん巻き込んで暴挙に出て中国を暴走させます
ルイーズさんが未来視に覚醒します
風が吹いて 桶屋が儲かって なんやかんやあって
3000年後にヘプタポッドは人類から助けられます
アボットと娘さんは死にますが問題ありません
※ヘプタポッドは未来を理解してるのでこの流れはそもそも既定路線です
この映画から読み取れるメッセージが
「中国を馬鹿にしつつ最も愚かなのはアメリカだよね?」なんだが?