「SFだけど現実的。斬新な概念を味わった。」メッセージ バニラさんの映画レビュー(感想・評価)
SFだけど現実的。斬新な概念を味わった。
序盤は主人公の言語学者ルイーズの回想シーンが何度か描かれており、何を意味しているのか不明で疑問だった。
しかし、地球外生命体(ヘプタポッド)とコミュニケーションを図る過程で、人類に常識を外れた「時間の概念」を理解することになる。
今作では地球外生命体が現れたときに、どう対処するのかがリアルに描かれていて、SFだけれでも、現実的で楽しむことができた。
映画を観終えて、考えされたのは「未知の時間軸」を体験することになったら、自分はどう思うのかということ。
人間は、因果的に未来を予測して、時の流れに沿い進み、後に結果を知ることになる。だからこそ、自らが未知の中に期待を創出し、これから取るべき行動などを選択していると思う。
もし、ヘプタポッドの時間軸を体験できるとしても、自分は受け入れるだろうか。自分は”恐怖心”というリスクが上回り受け入れないかもしれない。
しかし、受けれて、ルイーズのようにポジティブに生きるという選択も、どちらにせよ一度の人生だからこそ魅力的なのかもしれない。
いずれにせよ、どんな生命体であれ「死」を避けることはできないんだなと思った。
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