「未来を思い出す、武器としての言語」メッセージ バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
未来を思い出す、武器としての言語
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アメリカ文学の翻訳家の朗読会で、365語の物語を訳すとき日本語にするとだいたい800語ちょっとになる、というのを思い出した
ビジネス関連でも機能言語としては日本語より英語が効率が良いと聞くし、思考が言語に依存するというのはしっくりくるし、馴染みやすいのでそれを究極に高めた能力が宇宙人からの贈り物として説得力とリアリティがあると思う
前半でしっかり宇宙人とのコミュニケーションの過程と、平行して軍人への説明も描写しているので言語学の実践と理論的な説明ができているから後半の超常的なSFトリックも自然でサスペンスの種明かしがスマート
でも最後切ないなぁ、ルイーズはこの後どんな悲劇が待ち受けるのかわかっていてもこの選択肢しかないんだね…我が子への愛は理屈じゃない、最後がわかっているからこそ最大限に娘さんとの時間を大切にできると思う
それにしてもタコ型宇宙人→墨文字でこんなにオシャレな映画ができるなんて!
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