「アンチデジタル?」メッセージ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
アンチデジタル?
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派手なCG、アクションが飽きられたのか昨今のSFの主流は瞑想的な作りに流れているのでしょうか。「インターステラ」は次元の歪と親子愛を見事に描いて新鮮な驚きを感じました。本作に派手なアクションは期待していませんでしたがアンチデジタルというか異質狙いというか、宇宙船はシンプルでまるで石塊、船内はいつも霧が立ち込め洞窟のよう。世界各地で未知との遭遇、一触即発かという大風呂敷の割には個人的回想で謎解きを進める構成は釣合として度をこしている気がします。時間のねじれも今一つ腑に落ちません。
似たような感想としてよく見るテレビの「モーガンフリーマン時空を超えて」があります。テーマは哲学的であったり科学的であったりして「時間は存在するのか?」等と問うのですが異端な学者の話をちりばめて「未だ謎である・・」で終わるのが定石で、判っていても欲求不満になります。それが知的エンターティンメントといえばそうなのでしょう。繰り返して観れば発見もあるのでしょうが子供が死ぬ映画は無理ですね。
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