「知的なSF映画」メッセージ マーシーさんの映画レビュー(感想・評価)
知的なSF映画
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この映画はSF映画ですがアクションやアドベンチャー映画ではなく、知的でシリアスなSF映画です
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品では「プリズナーズ」「ボーダーライン」が好きで、両方の作品とも人がある一線を越えてしまうことを描いており今作も未知の生命体とのコミュニケーションといった一線を越えます。
ここからネタバレです
ヘプタポットと名付けた彼らとのコミュニケーション
彼らの文字が読めるようになり彼らは人類に武器(ヘプタポットの言葉)の提供、他の11ヵ所にいる彼らからの情報を一つにすること、3000年後に人類の助けがいると伝えます
彼らは未來を見ることができ彼らには現在、過去、未來といった時間の概念がないことがわかる
主人公も未來を見ることができそのおかげで世界を一つにし物語は終わります。
映画の最初と最後が似ており、映画の最初に描かれている娘(ハンナ)がガンで亡くなる出来事は過去に起きたことではなく未來に起きる出来事
ハンナの名前がヘプタポットの文字の概念のように始まりと終わりから読めるように
未來を知って苦しむことをわかっているのにそれでもその未來を選ぶことはとても人に出来ることではありません
邦題の「メッセージ」は色んな意味が受け取れるとおもいます。
とても考えさせられる作品でありとてもよい作品でした。
ブレードランナー2049も楽しみです
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