「イカによる墨字の映画」メッセージ ようへいさんの映画レビュー(感想・評価)
イカによる墨字の映画
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<ネタバレ>
冒頭のシーンから見せるあたかも主人公ルイーズの過去の出来事であるかのような娘の映像はなんとやがて訪れる未来のビジョンでした、なんてことがラストで分かる6センスのM・ナイト・シャマラン的ともとれる構成の作品。映像美が織りなす感傷的な描写もイカ星人の登場によってトーンダウン。そのイカ星人の墨字も我々の持つの文字の概念とは違う次元のもので、時系列を含まない文字体系を表現してはいたけど、墨字が出るたびに頭の中に「イカ」と「墨」が印象に残ってしまって興醒めしてしまう。と、まあいろいろ残念に思うところはあるが、異星人、コンタクト、新しい言語、とネタ自体は興味をそそるものばかりで素晴らしい映像美によるある意味観ごこちのいい映画ではあった。
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