「あまりにご都合主義」メッセージ narchinchiさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにご都合主義
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人間は頭の中で考えるとき、言葉で考えます。そのため違う言語を学びその言葉で考えると、思考パターンや内容もその言語の影響を受けてしまうというようなことがまず語られます。そこはその通りなのかなと思います。
が、だからといって、未来を見通せる宇宙人の言葉がわかったら自分まで未来を見通せるようになるという設定はあまりにひどい!そしてそれがこの話の最も重要な部分なのだから、ただしらけるばかり。
その後も、主人公は未来のことが全部わかってるんで、危機になっても、未来に教えられた情報を使ってそれを乗り越えるんだけど、そんな設定だったら、そもそも乗り越えられることも含めて全部わかってるはずなんで、焦ることも悩むこともないはずだし、もっといえば最初から危機に巻き込まれることもないだろ!と突っ込みたくなります。
宇宙人からもらう最強の武器が言葉だってことで、この映画は、昨今のきな臭い国際情勢への「一番大事なのは話し合うこと」というメッセージだっていう評論家の批評とか見ても、ちょっと???です。
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