「そもそもこれだけの文明を有する相手ならば・・」メッセージ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
そもそもこれだけの文明を有する相手ならば・・
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突然に現れた、「ばかうけ」酷似の飛行物体。
エイリアンとの接触を成功(本当にそうなのか疑問があるが)に収めたのは、ひとえに、たったひとりの言語学者の知識と機転によるもの。その時の感想は、「よかった。間に合った」じゃなくて、「なんだよ、他の連中のだらしなさは」だった。仮に中国が戦闘を開始したとしたところで、地球上に存在する武器弾薬で立ち向かうという了見に呆れてしまう。軽く返り討ちだ。そんな短慮なチンピラみたいな判断力しかもたない指導者しかいないのか、と物語の中に入り込めない。だいたい、エイリアンの目的が侵略ならば、時間さえも操作できる連中のこと、地球人の気づかぬうちに、さっさと征服しているよ。
っていうか、「ばかうけ」でやって来れるだけの文明やテクノロジーを有するならば、地球人に意志を伝える方法(言葉とは限らない)を持っているんじゃない?
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