「美しいすずらんには毒があるのをお忘れなく…。」暗黒女子 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
美しいすずらんには毒があるのをお忘れなく…。
ごきげんよう。
おしとやかな女子高生の挨拶が交わされる、美しい文学サロン。
文学をこよなく愛しながら、お茶を楽しむ贅を凝らした場で、今宵も文学少女たちの定例会が始まります。
闇鍋を食べながら、各々が文学を発表するという文学活動。
今宵のテーマは『部長の秘密』。
一人一人がこの文学サークルに隠された秘密を発表していきます。
華やかで清らかなサークル発表かと思いきや、一人一人の話が終わるごとに不穏な空気が…。
部長の秘密が暴露されていくごとに、自分たちの秘密も暴かれていく…。
明るく楽しいはずのサークルが、どんどん暗雲垂れ込める暗闇へと落ちていくのです。
最後に発表された部長の小説が衝撃的!
全ては部長の手の中に…。
楽しいはずの女子高生活が、束縛だらけの恐ろしい呪縛の世界に変わっていきます。
綺麗なバラには棘がある。
美しい太陽のような部長には、とんでもない秘密ばかりがありました。
原作を読んでいたので、そこまでの驚きはなかったですが、映像化するとやはり驚きのリアルさが上がりますね!
美しさも増すことながら、恐ろしさも倍増するという、かなり濃い映画となりました。
個人的に嬉しかったのは、千葉くんが出ていたこと。
部活動の顧問とは思えない美しい先生の姿に、完全に萌えました!(^^)
コメントする