「映し出された全てが美しく荒々しい。」沈黙 サイレンス 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
映し出された全てが美しく荒々しい。
その時代時代でそれぞれの立場がある。
祈りを捧げる者
恐れを持つ者
求める者
原作者の遠藤周作の深いメッセージ。
そこにいる人の、生きる意味は…。
名のある監督の撮影に
役者達は命を懸けているように感じた。
それが信頼、祈り、裏切、拷問をリアルに見せた。
理不尽はいつの時代にもある、と肩を落とすばかり。
人間はどこにゆけば良いのだろう。
「何故」の問いかけに神は答えてくれない。
それでも人は生きてゆく方法を探らねばならない。
その深さを考えずにはいられない映画だった。
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