「痛く、切なく…」沈黙 サイレンス bunmeiさんの映画レビュー(感想・評価)
痛く、切なく…
熱い志しを持ち、大航海を経てジパングに辿り着いた宣教師達。そこは、島原の乱以降、キリシタン弾圧の過酷な運命が待ち構えていた。
今の自分達には、そうまでして布教に努め、神に縋るのかは理解し難いところでありますが、当時の貧しい百姓達の苦悩があまりにもリアルに描かれており、心痛くなりました。
信じるものが違うから、人が人をあんなにも苦しい拷問の末に命を絶つ。それっていつの時代も変わらない人の悲しい性なのかもしれない。
クリスチャンの原作者・遠藤周作だからこそ描けた作品なのかもしれません。
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