「信じるという事」沈黙 サイレンス ナオさんの映画レビュー(感想・評価)
信じるという事
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原作は未読です。
「信じる」っていうのはどういう事か考えさせられた。
最初は、死んだら神様の国に行けるんですよね!って女子が出て来たり、ロドリゴ神父が、自分は人の役に立ってる!って充実感を表したりしてて、
信仰と、報われることが=出てくっついてる感じがしたけど、
後半は、ロドリゴ神父が沈黙状態に入った後も「信じる事を貫いてた」的な描写が入ってて、
「信じる」事そのものにライトが当たってる感じがして良かった。
報いがあるから信じていた少年ロドリゴが、苦難を通して、沈黙の中に神様の愛みたいなのを見出して、自分も神様を愛する(信じる)ようになった。
みたいな。
ロドリゴの成長物語的な。
その変化が胸を打つ。
恋が愛になった。みたいな。
その愛が人を強くした。みたいな。
良かったです。
良い悪いは置いといて、
宗教とはそうあるべきだし、
それが人を生かすんだと思う。
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