「神との対話」沈黙 サイレンス ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
神との対話
こちらから語りかけても、決して答えず沈黙を貫く「主」からの答えは、己が導きだすしかないのでしょうか。
ロドリゴ、ガルべ、棄教したフェレイラ、キチジロー、井上様、通辞、その他の隠れ切支丹の人々の生き様は、それが死を選んだり、裏切ったりしたとしても、各々が「主」と対話した結果導いた答えなのです。
人生に正解はありません。死を選ぶことが、その人にとって正解であることもあるのです。
私は信仰を持っていません。しかし、自分の中にももしかすると、神がいるのではないか?と、興味が尽きなくなりました。
人間がどうしていつも争いを繰り返しながら、愛を求めるのか?矛盾した行動をとり続けるのか?
「沈黙」の原作を読んで、自分自身の神と対話をしたいと思いました。
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