「重くて長い純文の結晶」沈黙 サイレンス totechinsyanさんの映画レビュー(感想・評価)
重くて長い純文の結晶
人は弱そうで強い。人は強そうで弱い。
宗教とは何か。信じるとはどういうことか。
正義は1つではない。艱難辛苦を受ける者にも、与える者にも、それぞれに正義はある。
そして、生きるとはどういうことなのか。何を求めて生きるのか。生きることと死ぬことはどう違うのか。同じじゃないのか。この世に生まれる意味は何なのか。神はいるのか。
それらを詰め込んだ映画でした。テーマが重厚で映像に魅入る暇なんかなかった。終わり方も重い。心にドシーンときて沈殿してる。
ニーチェのツァラトゥストラはかく語りき支持者からすれば答えはこの映画とは異なる。目指すべきは超人なのだから。
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