劇場公開日 2017年1月21日

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「妥協が見える自己満」沈黙 サイレンス soさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0妥協が見える自己満

2017年2月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

内容ではなく、映画として。

日本の農民はキリスト教徒であれば
誰でも英語を話せるということ、
武士も役人は当然、
下々の牢番まで英語を話せること。
これでは浅野忠信の通訳は不必要。
異国の中でしっかり英語を話せる通訳だからこそ、
心を通じる(かは分からないけど)
という大事なポジションなのでは?
そしてそもそもはポルトガル語なのでは?
この言語の描写をスルーしてレビューすることは
この映画に関してはとてもできません。
違和感持たないですか?

結局、マーティンスコセッシはハリウッド目線の映画を作ったこと。
あそこまで日本の小説で日本を舞台にし、
宗教のそれを描くのであれば、
そこは妥協すべきではないところと思う。

浅野忠信もイッセー緒方も良くなかった。
窪塚洋介のくすんだ目と、
人間らしすぎる卑屈さは良かった。

「考えさせられる」
それはその言葉を発することで満足しているだけ。
原作を読もうと思う。

son