「人は弱い」沈黙 サイレンス ayuさんの映画レビュー(感想・評価)
人は弱い
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重い映画。
小説を読んでいる気分そのまま。
救いを求め、苦痛に耐え、信仰し続けているのに、
何故神は沈黙するのか。
家族が踏み絵を踏まず、処刑される中で
キチジローは、踏み絵を何度も踏み、
時に仲間を裏切り、何度もその都度、許しを乞い
許されたいが為に、神にまた頼る弱いキチジロー。
信仰を、『踏み絵を踏まない』という見えるもので、
示そうとする人々。
人の心は、目に見えない。
信仰とは、見えないものなはずなのに。
踏み絵を踏んだ宣教師。
しかし、その心は見えない。
彼が最後に信じていたものは、誰にもわからない。
信仰とかなんなのか?
目に見える行為が信仰なのか?
人の弱さ、強さとはなんなのか?
をずーーーと、語り続けてる映画。
泣けるとかはなく、ひたすら考えさせられる。
私は自分の弱さや日本の信仰、はたまたイスラム教、キリスト教について考えてしまった。
残酷な拷問シーンもあるよ!
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