「試練とゆらぎ」沈黙 サイレンス 豆さんの映画レビュー(感想・評価)
試練とゆらぎ
江戸時代初期、日本・長崎、キリシタンの弾圧。
上映時間は長いんだけど長さは感じられず… 人間が人間を試すという行為、奪われる尊厳、試練、素晴らしい作品だと思います。ただ大きな声では言えないけど私にはあわなかった。
あわなかったんだけど素晴らしいと認めざるを得ない作品。
信仰心、布教で人は救われる。救いたい。村人たちの信じている信仰が少し違うのではないかという戸惑い。己の信仰心。神への問いかけ、なぜこんな試練を… それでも神は答えてくれない。追いつめられる試練と信仰へのゆらぎ。救いとはなんなのか…
ラストの波の音がなんともいえない余韻を残す。
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