「日本人とは…」沈黙 サイレンス 居眠りんタカちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人とは…
あらすじに書いてあるような、棄教させられる司祭がいかにして心を踏みにじられていくかを、ゆっくり描かれていた。全編拷問といってもいい。
この物語をみて思ったことは、信じているものを捨てるような、捨てざるを得ないような現象は誰にもある。それは往々にして、リスクを伴うしかもほとんど0%にすがる時につきまとうのではないか。それを自分の力を過信して「できる」と信じた時に大概無理が生じるように出来ている。
とはいえ、大名の井上や役人には心底胸くそ悪かった。いかに、仕事とはいえあそこまでする必要はないと思う。史実通りであるなら、同じ日本人の血が流れている身としては恥ずかしいと感じた。中学生や高校生に観てもらい歴史から迫害とイジメを関連付けて学んでもらいたい作品。
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