GODZILLA 怪獣惑星のレビュー・感想・評価
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家で一気に観るべきか、しかしスクリーンも捨て難し
尺が厳しい。
このレベルで地上波のアニメにして地上に怪獣が出現するまでで1話、異星人が現れて協力関係を作るまで3話、人類敗北から地球脱出までに6話、みたいな感じで全部で3クールの作品にして感情移入させたり伏線を貼れたら一番良いんだろうな。
3作出揃ってから家で観ればきっとスッキリするだろう。
でもやっぱりゴジラの迫力をスクリーンで観たい、困った。
と、上の様に思わせた時点で、この映画、成功な訳です。
3部作の導入で有ればもっと絶望的な雑さになってもおかしくない訳で90分で何とか話を盛り上げた上で次に繋げるという意味では十分だと思います。
作品自体の力より、監督に対する期待感の評価に因る印象だと思われ
つまりニトロや虚淵監督を知らない人には通用しないかも知れません。
自分は期待してしまう様になってしまった。
だから次も観るし納得して観る事も出来ましたが、もし何の知識も無しに観ていたらどうだったかは難しい所です。
スタッフにピンとくる人は観ておくべきだし、最終的にはきっと期待に答えてくれるだろうと思います。
逆に純然たるゴジラファンや映画ファンには全部観たらきっと面白いから時間と心に余裕があったら全部観たら良いかも知れないよ、無理にオススメは出来ないけど。
と言う、評価です。
全く感想に関わる話では有りませんが、この組み合わせだとどうしてもシュタゲを思い浮かべる人はいるかと思います。
しかしメトヒィスを観てルーサーを思い浮かべてしまう人はあんまいないだろうな、と思いました。
怪獣とSFでは違うと思いますが、背景をしっかり詰めて有ると発言も只の面白セリフじゃなくて、裏を読んでみたりしたくなるのは面白いです。
まあアレとじゃ比べるのも失礼か。
続編あるのか
ゴジラに負けて宇宙に脱出したのに戻ってくるっていう出だしが新しいなと。ストーリーは面白いけど、ゴジラの圧倒的、というか、絶望的な強さの描写が無かったのが、うーんって感じでしたが、最後に巨大なゴジラが出てきて、今、必死に倒したと思ったのはミニラだったの!?ってびっくり。やられました。20年の宇宙の旅の間に地球では2万年経っていたっていうのも、SFファンの心をくすぐって良かったです。
まさに第1部って感じ。
私は昔から怪獣映画が好きで、ゴジラなんかもよくDVD借りて見たり、映画館に足を運んだりもした。
昨年公開されたシンゴジラの出来が良かったということもあり、楽しみにしながら劇場に向かったが……。
結論から言うと、この作品はゴジラとは言えない。というか、怪獣映画とは言えないと思う。
私なりのゴジラ映画、ならびに怪獣映画の面白さはどこにあるかと言えば、自分たちの知っている街が壊れていく光景。従来の火器では全く歯が立たず、どんどんとやられていく味方。じりじりと胸を締め付ける絶望感……。こういうのが醍醐味なのではなかろうか。怪獣プロレスが見たかった! とか的外れなレビューしてる奴は回れ右。シンゴジラの時も居たが、ゴジラは怪獣と戦ってこそだ! とか言っている馬鹿が散見される。もはや指摘するのも面倒臭いのでググってください馬鹿野郎。その楽しみ方を否定するつもりはないけどさ。
前置きが長くなりましたが、内容につてようやっと触れます。もう少しお付き合いをば。
前半部分が退屈、という意見をちらほら見かけるが、私は特にそうは思わなかった。とはいえど、怪獣映画を期待して見た人たちには序盤のSF関連の設定とかそもそも興味ないとは思う。逆に言えば、『2001年宇宙の旅』とか『蝿の王』などのSFが好きな人たちは楽しめるだろう。
途中出てくる亜空間移動やゲマトロン演算、時間の捻れなど、視聴者置いてけぼりな構成。SF映画好きな人には簡単にわかるだろうが、普段見ない人たちには何が何だかわからない。だからこそメカゴジラとかで間を繋いで興味を薄れないようにしていたのかもしれない。
後、全体的に尺が短いとは思った。時間の都合上仕方ないのかもしれないが、人物描写はもっとじっくりして欲しい。主人公が少し情緒不安定気味に思えてしまうし、何で周りはこいつについていこうと思うのかがわからない。あとヒロインの存在意義もよくわからん。あの相棒みたいなやつをヒロインにしたらダメだったの?
作画は文句なしに満点。シドニア感あるとか言われているが、あの時よりは格段に絵も見やすくなっている。
とはいえ、最後に出てきたあのキャラといい立ち絵といい、次回作を見たいという気にはされた。でももう一回見るか? と言われたらなかなか微妙。
個人的な所見。
いばらの王+進撃の巨人+ガルガンティア+インターステラー すごい俗っぽい言い方をすればこんな内容。というか監督の別作品であるガルガンティア感が強い。あれを鬱にしたらたぶんこんな感じ。本来なら星3か2くらいだけど、三部作構成の一部作ってことと、最後に出てきたとあるキャラが可愛いから星4にしときます。むしろ最後のが本音ですね。
『 ゴジラが見たい!』 って人や、『シンゴジラ面白かったしこれも見ようかな?』というようなら辞めた方がいいです。迫力のあるアクションやSF的なガジェットが好き、って人にこそオススメです。
語り尽くせぬ一作目、ここからの期待
ゴジラが人類にとって普遍的な偉大なものとして語り継がれることに意義があると思う。
公開規模も小さく観客も入ってない様子だった。
ポリゴンピクチュアのCGアニメで描く意味はテクノロジー、機械を使った戦闘にある。どうしても手描きアニメと比べ人の感情が描きにくいと思う。しかし、物語の面で感情が爆発する状況にキャラクターを追い込むことで補ったように思う。
生き延びた4000人にとっての20年ぶり、破壊王ゴジラにとって2万年ぶりの再会、そして、大地の奪い合い。この終盤へ向かうまでの流れが丁寧で確実に感情を高めた。
無口に佇むゴジラの行動が示すことはなんなのか、考えさせる一撃後の姿に見惚れた。容姿はどこか猿っぽい顔で異常に筋肉が発達したような肉体だった。
日本のロボットアニメの系統か、人類のテクノロジー、ゴジラの殲滅ロジックは面白かった。資源とか技術の源は十分に説明されない点はあるが、即時にデータが解析され作戦に変わっていくテンポが楽しめた。この最中、女の子の、強くなりたいんです。と、おっさんの、こんな時祈る神様がいる種族が羨ましいよ。というようなセリフは名言だった。
最近のSFバトルものは女性が戦うトレンドがある。メインの女性が一人しかいない点は前時代的に感じた。が、この一人が局面で、強くなりたい。と声にすることで語られた物語も感じた。
中盤から指揮を執る主人公のリーダー性、誰よりも強い意志を持ち、自らが体を貼り、的確な指示が出せる。まず通信を維持させるための指示をしたのがスマートだと思った。
3部作の一作目としてエモーショナルで華やかでかつ状況が描かれていてとても良かったと思う。
パシリムかエヴァかもののけか、そう感じさせる部分も楽しめた。
まぁ、金を払って見るもんじゃないかな?
はじめにゴジラ作品がアニメ化されると知った時は何度「ふざけんなっ!」と呟いたことか
しかし、公開されると評判が案外いいので疑いつつも観に行ってしまった
うん、悪くない・・・悪くないけどシン・ゴジラ以上に賛否がわかれると思う
ゴジラ映画として見たら歴代最低クラスの出来(ファイナルウォーズを下回る駄作)
まぁ、このゴジラは怪獣映画として見るのではなく、SFアニメ映画として見るのがベストなのかもしれない。でも、タイトルに「ゴジラ」ってつけておいてその上、ゴジラシリーズにカウントする時点で「ゴジラ作品として見るな」は通じない。
三部作の一作だって考えればね・・・
(三部作もやる意味がよくわからないんだけど)
個人的に良かった点
・冒頭の怪獣総進撃的ハイライト
・物語の流れはスムーズ
・雰囲気はゴジラ版「宇宙の戦士」
・初期作のようにゴジラを人類の標的として描いている
・終盤のゴジラ生き埋めは「ゴジラの逆襲」のオマージュ?
・最後のオチ
・アニメで動くゴジラ
・虚淵節炸裂
個人的にマイナスな点
・ゴジラの出番が少なすぎる
・ゴジラの熱線シーンがほとんど遠距離からの視点が多かったのはガッカリ
・主人公がとってもラッキーマン
・正直、前半はクソつまらない
・話の流れはいいけど展開が雑
・ゴジラを倒すのがあっさりすぎる
・ゴジラがモブキャラレベル
・せっかくアニメでやるんだからアニメでしか出来ないことをやって欲しい
・正直、世界観が90年代B級映画感が半端ない
・公開前のインタビューで「見どころは人間ドラマ」だとか言っちゃう製作者
・虚淵節炸裂
もうね、アニメである必要ないしゴジラである必要ない。言っちゃえばこんな映画作る必要もなかったんじゃ?
怪獣映画ではなくラノベアニメ
これは怪獣映画ではありません。
昨今のハーレムアニメをそのままCG映画にしたような内容です。
ゴジラではなく人間を物語を主体に当てています。ゴジラが暴れるところが観たい!という人はきっとがっかりするでしょう。
今回のゴジラは、今までのように放射能災害の化身ではなくただの巨大なモンスターとして描かれています。
今までのゴジラは人間が豆鉄砲のような攻撃を加えても意に介さなかったのが今回は恨みでもあるのか一人一人に至るまで積極的に殺しに来ます。
見慣れないものを見つけたらとりあえず熱線吐いてくる様は生物として違和感を感じざるを得ません。
また、この映画最大の特徴として登場人物に魅力が全くありません。
脚本家が某巨人の漫画にでも影響を受けたのか「駆逐!駆逐!」としか言わなかったり「地球が覚えていてくれた!」と突然スピリチュアルなこと言いだす情緒不安定な主人公。
意味深なポエムしか言わないBL漫画から出てきたような相棒。
空気なヒロイン。
そして、主人公のやること為すことを全て褒め称える仲間たちは、とてもうすっぺらく、むしろ不気味さえあります。
シナリオも主人公の都合よく進み、撤退を主張する司令官とゴジラの駆逐を主張する主人公が争った後は、司令官の役目は終わりとばかりに司令官が死にます。
その後、全権を引き継いだ副指令の相棒が、そのまま大好きな主人公に全権を引き渡ます。ゴジラを倒すどころか撤退すら難しい状況でゴジラを倒そうと演説を始めたときは日本赤軍のリーダーを思い起こさせ寒気を覚えました。なにせ倒した後のことはまるで考えてないんですよ。ゴジラ以外にも怪獣がいるのに。お前の復讐のために他人を特攻させるな、と。そのくせ司令官代理のくせに責任ある立場の自分が特攻しようとします。もう何がしたいの?
ゴジラを倒すための作戦で、戦術ではまるで素人の私が予想できたアクシデントを「想定外だ!」と慌てていたのはコイツら馬鹿かと失笑しました。何を目的に襲ってきたか不明なミニゴジラたちが作戦を邪魔してくることに気づかなかったのか?本当に?誰も?私ですら気が付いたのに?
作戦終了後、エンディングの後に短いムービーが流れます。負傷した主人公を原住民が介護するのですが、これまた少女なんですよね。この時、「あぁこれはゴジラではなく、ハーレムラノベアニメなんだ」と確信しました。部隊仲間のヒロインと原住民のヒロインの間に揺れる恋愛模様とかあるんでしょうね。クッソどうでもいいです。
続編もあるようですが絶対見ません。
シナリオが雑すぎる
お話的にゴジラと戦う必要が全くないですよね。
人口が4000人にまで減った人類がいきなりゴジラの確認されている地域の近くに600人も降下するってアホすぎませんか?
普通は離れた地域に少数で降りてまず資源や生態系なんかを調査するでしょ。
そして案の定というか恐竜みたいな生物に襲われて揚陸艇が壊れて帰れないからゴジラと戦おう、と。
小学生向けの作品なのかと。
主人公も30年前くらいの魔王を倒そうと燃える少年みたいな熱血くん。正直ウザい。
しかし謎のヨイショの連続の末に指揮官になって皆に演説を垂れたりしてる。こっちはイライラさせられっぱなしですわ。
人知を超えた怪獣王
2004年から2014年までの10年間の長い眠りが嘘かのように、今またこんなにもゴジラの活動が活発になるとは!
去年の『シン・ゴジラ』から2020年のハリウッド『ゴジラvsコング』まで、毎年何かしらのゴジラ映画が見れるなんてヒャッホ~~~!!\(^^)/(←まずは君が落ち着け)
今年と来年にかけて3部作で製作・公開されるのは、国産ゴジラとしては初となるアニメーション!
さて、いきなり率直な感想は…
日本が世界に誇る“ゴジラ”×日本が世界に誇る“アニメ”。
そのコラボは、思ってた以上に面白かった!
アニメだからこそ出来る表現・見せ方・面白味も存分に活かされていた。
思いきったシリアスなハードSFにして良かったと思う。
実写では出来ないアニメならではの魅力だし、近未来、宇宙、地球人そっくりの異星人…これを実写でやったらそれこそ『ファイナル・ウォーズ』の二の舞。
クオリティーは言うまでもなく、手書きとは違う3DCGがまたハードSFの作風に合っている。
2万年の時が流れ原生林と化した地球、クライマックスのゴジラとのバトルなど、スケールも迫力もカメラアングルもスピーディーな展開も実写では難しく、これぞアニメの見事さ。
序盤こそはハードSFの世界に入るのにちょっと一苦労だが、いったん入ってしまえばこっちのもん。
ゴジラに奪われた地球を取り戻す、ゴジラvs人類を軸にしたのもいい。やはり、ゴジラと人類の闘いを描いてこそゴジラ映画。
また、ストーリーには鳥肌が立った。と言うのも…
怪獣映画好きが興じて、その昔、自分なりのゴジラ映画や怪獣映画を考えた事があり、その時、キングギドラを題材にした話が今回の話に激似。
人類が宇宙に移民し始めた近未来。突如謎の巨大隕石群が地球に飛来し、正体はカイザーギドラ率いるギドラ一族。あっという間に地球はギドラ族の巣に。宇宙に移民した人類と地球で生き残った人類で力を合わせ、地球をギドラ族から取り戻す…というもの。
『シン・ゴジラ』の時もそうだが、何だかまた一つ、見たかったゴジラ(怪獣)映画が見れた気がした。
『シン・ゴジラ』は超豪華キャストが話題になったが、今回だって負けていない。
アニメ好きじゃないとピンと来ないが、ボイスキャストは、現日本アニメを代表する豪華な面々。知ってる声優、好きな声優が何人も。(下手にタレント使ってないのもいい!)
ファンならニヤリとなるリンクネタは、冒頭にチラッチラッと顔出しするシリーズゆかりの“奴ら”。
いずれも通なチョイスなのだが、その中の一体に、ダガーラ…って、これ、幾ら何でも通過ぎるやろ!(笑)
ゴジラシリーズではなく、平成モスラ3部作第2弾『モスラ2 海底の大決戦』に登場した怪獣なのだが、知ってる人は相当な強者!(知ってる自分もクレイジーなのだが…)
強いて言えば、音楽。
『vsスペゴジ』『ミレニアム』に続き3度目の登板となる服部隆之はいいが、伊福部音楽はさすがに使われなかったか…。
最後になったが、“ゴジラ”について。
今回のゴジラのデザインについてはファンの間ではかなり厳しい声が出てるようだし、見た目はまんまレジェゴジだが、ゴジラはアニメになっても“ゴジラ”だった!
まず、鳴き声。
ゴジラの鳴き声なんて自然に聞こえてくるくらい何度も何度も聞いてるし、いつもと同じ鳴き声なのに、ゾクゾクした。今回のゴジラは人類から地球を奪ったほどの悪夢。その鳴き声には、人類一人一人の身体の芯からその悪夢を呼び覚ますものを感じた。
熱線はシンゴジ級の破壊力!
デカさや偉容はシンゴジ以上。
間違いなくこれまでで最大の最強・最凶のゴジラなのだが、実は今回のゴジラは“先兵”に過ぎない。
最後にまさか…!
2万年の超進化。
『シン・ゴジラ』の台詞「人知を超えた完全生物」は本作のゴジラの為にある。
シンゴジが“荒ぶる神”ならば、アニゴジは誰もが恐れおののく“怪獣王”として人類の前に君臨していた。
3部作の第1弾なので確かにまだ序章で物足りなさは感じるが、これからのゴジラと人類の壮絶な闘いの始まりとしては絶妙。
次回作はどうなるのかな…?
タイトルやポスターから察するに、劇中台詞にも出てきた○○○○○が登場するのかな…? だとしたら、いかにもジャパニメーションっぽい!
脚本は傑作『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵。見た事も無いようなイマジネーション豊かなゴジラ映画を見せてくれぃ!
何はともあれ、またゴジラを見続ける事の出来るこの喜び!
ゴジラは《絶望》だ。
昭和ゴジラに対して、特に思い入れのない(もちろん全作観てはいますが)僕の個人的な考えとして、ゴジラとはただの化け物だと思っています。
だからこそ、シン・ゴジラの時は興奮したものです。
ああ、待ってたぞ!この絶望がゴジラだよ!って。
なので正直、この作品は観る前まで若干舐めてました。
シン・ゴジラ越えはさすがに無理だろうし、実写の迫力には勝てんだろうって。
いざ観てみたら、いやいや、とんでもない。
凄すぎる。
メインの戦いはとても楽しめました。
アニメという利点を最大に活かした、縦横無尽のアクションはスピード感が凄まじく、目を見張ります。
ゴジラは、犬のように尖った鼻先のデザインも格好良く、力強さがあり、恐ろしかったです。
…ただコイツね、「亜種」なんですよね。
作品のメインなのに、メインじゃないんですよ。
まだね、この「亜種」は理解できます。
確かに強いです。大きいです。ほぼ無敵です。
けど、裏を返せば「おなじみ」という事でもある。
なんだか、人類の力で倒せるのも、わからないでもない。
けど、最後に出てきたアイツは何なんですか。
山やん。正確な大きさは知らないけど、ただの山やん。
雄叫びで殲滅するって何なん。ジャイアンやん。
尻尾振っただけであの威力って何なん。
これまでのゴジラとはレベルが違いすぎる。
はい、正真正銘の化け物が登場しました。
コイツが仮にこの姿で現代にいたとしたら、シン・ゴジラの東京破壊が可愛く見える事でしょう。
いやあ、たまらないです。
どうあがいても、勝てる気がしません。
昭和ゴジラで描かれた、人類のヒーロー的な「希望」も良いですが、やっぱり個人的には、ゴジラはこうでなくちゃ。
ゴジラに味わわされる絶望ほど、素晴らしいものはないです。
初代ゴジラを初めて観た時から、それは変わりません。
三部作という事を後から知ったのですが、このままアイツが現れて終わりの、絶望的なバッドエンドでも、僕的には全然構わなかったです。
次がめちゃくちゃ気になります。
メカゴジラー!!
エンドロールで帰らないように
今度のゴジラの強さ、絶望感。これはもう半端ない。人類は多大な犠牲を払ってゴジラを倒すが、その後に現れるさらに巨大な絶望。これこそ破壊神ゴジラの面目躍如というものでしょう。とはいえ、虚淵さんだし、三部作だし、まぁそうでしょという展開で驚きはない。
エンドロールの後に、ゴジラ討伐作戦を主導してゴジラにフルボッコにされた主人公が、地球残留組の人類の末裔と思われる少女に救出されたと思われる場面が現れる。絶望感が売りの虚淵シナリオだが、今回は初めから絶望感全開で始まったので、最後は希望で締めてくれるのかなあと次作以降の展開に期待。
映像的には、長年の漂流生活で人も宇宙船も疲れ切った様子がよく表現されていたが、感情表現では通常の手描きアニメに負けているように思った。もっともそれは通常の手描きアニメの真似をしていないからなのであるが。
面白かった。
小さいゴジラ倒して人類は勝利した!で良かった気がする
出来が良く面白いのに客の少なさが次が作れるのかと心配になる。第2部やる直前に1部をTV放送した方がいい。
面白いんだけど部隊もほぼ壊滅して原住民はゴジラを放置してたくらいだから今後の展開が心配です。
次回作はゴジラ対メカゴジラ決定!?
今まで作らなかったのが不思議なほどのできです。
前半の人類移民や異星人襲来のエピソードはさておき、圧倒的なゴジラの強さが表現が素晴らしかったです。
エンドクレジットが終わっても席を立ってはいけません。
今時のバターンですが、やっぱりエンドクレジットで次回の予告があります。
主人公はしっかり生き残ってるし、劇中にちらりと出てたメカゴジラが次回活躍しそうです。
ゴジラが物足りない
ゴジラ映画初のアニメ三部作の1作目です。ゴジラに敗れて移住する惑星を捜して宇宙をさまよった人類が、20年後(地球では2万年後)に地球に戻り、地球を取り戻すために再びゴジラと戦うというストーリーです。人類がゴジラを倒すというドラマが中心で、ゴジラの圧倒的な強さや迫力が感じられず、物足りませんでした。
某作品と被る主人公の・・
熱き想い。
「駆逐してやるー!」といつ言い出すかと思いながら鑑賞。(笑)
残念ながら、声優は違うみたいですが。
しかし、まさか続編とはね。
というか、このサイトの作品紹介にも三部作と書いてありました。(苦笑)
随分半端な終わりかただと思ってスタッフロールの後、「映像あるだろうな」と。案の定で、まさかのメカゴジラ!
&王道の原住民に助けられパターン。
ゴジラをSFアニメ映画にしたのは、冒険だなあ。などと思っていましたが、案外相性は良いかと。よくよく考えればアニメ、怪獣と日本の得意分野で固めたようなもので、近未来兵器が逆に新鮮でしたし、退治に説得力があるかと。
後、ゴジラをメインで出して大暴れみたいなのを想像したのですが、意外と話の主軸は、人類+αで、ゴジラの出し方は、従来な感じ。
ストーリーも冒頭でバックボーンを全部説明(笑)
メインはゴジラ退治に。この辺は賛否両論ありそうですが、1時間半の上映じゃそうでもしないとねえ。
ラストもお決まりなラスボス登場。
次も観たいと思います。
開始10分で虚淵らしい駄作と分かる
開始10分で怒涛の言い訳と説明ラッシュ
虚淵作品の大半が設定や自分の世界観の説明ばかりで自分の領域内での自分の考えた理論ばかりを説明して自己完結する作品なので、今回の作品も開始10分で駄作だとわかってしまう。
シン・ゴジラの場合は皆が期待する対策を一つ一つ打っていって、あれもダメ、これもダメと段々と絶望感を与えてからの新兵器の開発なのでまだ許せた感はあった。
が、怪獣惑星はいきなりの超超展開から、超展開に対する言い訳が怒涛のように続く。
・怪獣が突然現れ始めた
→怪獣はいるけど全滅しましたよ
→怪獣なんかじゃ倒せませんよ
・既存の人類兵器を投与
→人類の兵器は一切無効
→僕のゴジラは通常攻撃無効ですよ
・宇宙人が襲来
→宇宙人でも倒せない
→僕のゴジラには超科学も効きませんよ
小学生の考えるバリアみたいな状況説明を延々と垂れ流されて、今後の展開は突然主人公か誰かが誰かは気付きそうな打開案を思いついてゴジラを何故か倒せてしまう!そして何故か復活しない!もしくはこれだけやってるんだから個人力じゃどうにもならなくて当たり前!的な何かしらの絶望的な終わり方の安易に思いつきそうな御託地味た、ご都合の2択しか残されない。
そして、始まる情緒不安定な独善的で思い込みの激しい主人公の独演会。あれを聞いて心動かされるのは相当な馬鹿しかいないと思う。
実際あの惑星への移住が絶望的とはいえ、後にも先にも居住できそうな可能性があるなら、そりゃ試す方向に話はもってくだろうし、志願する人も一定数いるだろう。必要な犠牲と考える人も多かろう…口減らしだ!というが、状況的にもそれの何が悪い?感が凄い。生存可能な可能性な星にトライするか、このまま航行して大半が死ぬかの2択なわけだし。話とすれば別に普通に失敗すればいいのに無駄に爆破→人類がまだそんなに腐ってるとは云々 もはや笑いしか起こらない。
ゴジラの論文や考え方も安易もいいところで、外から見た映像を必死に思い出して誰も考えなかった対策を考えついた!それを可能にしたのが超文明のおかげ!という流れだけれど、そもそもあれだけ地球人類も超科学文明も必死でゴジラ排除に動いてたのに敵の分析の一つもしてないのか?っと疑問しか残らない。
ここまでくると、メカゴジラに対する『何故動かない』『こいつが完成すれば』なんて発言も製作者側の都合でどうとでもなる妄言と誇大な御都合発言からの展開に対する言い訳の布石でしかなくなってくる。
次回はメカゴジラはこんなにすごいからなんとかなるかも!からのやっぱダメでした。なんだろうな、三回戦目は怪獣プロレスか超兵器かな?これも最初に僕は効かないって言いましたよね?(ニヤニヤ で終わりそうだけど…。
宇宙人達の超文明に対しても大変疑問が残る。最低でも20年以上の航行、また気の遠くなるほどの航行をしてきたということは、宇宙船にはそれだけの環境を整える機能、それを造る能力があったはず。なのに地球にしか住めないというのはおかしな話な気がする。
そもそもなんでそれだけ長い間航行してたのに地球人類を受け入れただけで20年で壊滅しそうになっているのか?地球を見つけてゴジラに壊滅させられたのかもしれないけれど、いくらなんでも前代未聞の11光年を一瞬でワープする超展開を可能にする文明と耐久性のある宇宙船がありながら、爆弾やゴジラ亜種の突撃でばっかんばっかん壊されるのも、もはやギャグとしか思えない。
2万年たった地球の生態環境に対する調査もろくに試みようとしないのも虚淵らしい。地球の観測ができません!からの打開策を考えるのではなく、突然の降下作戦とゴジラ討伐。霧の対策が霧より上空まで有線を張る方法なら別に人が降りる必要はないのでは?感が凄い、彼らはとにかく作者が駄目といった展開には一切疑問をもたず否定して、作者の思いつきで行動することを英断と感じる馬鹿しかいないのか?超文明の演算システムとはなんだったのか…。
地球の状況に関しても謎だらけ、地球の植物の一部は、ほんの少しでも触れたら防護服に穴が空く強固さで空気に触れれば死ぬぞ的な説明してるくせに、その展開を無視して皆バサバサ動き回る。亜種に壊滅させられて逃げてきたくせにゴジラを見つけるまで、見つけて準備をあれだけ整えるまで、一切亜種に関するトラブルや対策なし。そして思い出したかのような作戦中の亜種の攻撃がありながら、トラップ展開中はまた何もなし。
御都合で話を進めるなら無駄な設定をドヤ顔で披露するのはやめてほしい。
この環境下で地球を取り戻しても、2万年も経って環境変化とゴジラ粒子がばら撒かれた地球をどうしできるのかと…また御都合で環境適応、もしくは環境改善を訴えてくるんだろうけど…そんな未知という言葉で右往左往二転三転する映画で何を言おうと妄言にしかならない。
ゴジラという存在ももはやギャグであって、そもそも最初から1匹しかいない、どんな兵器も効かない&超再生するだけであって、シン・ゴジラのように全方位レーザーを持つわけでもない。無限増殖をするわけでも瞬間移動するわけでもない。
いつものゴジラよろしく、のそのそ歩いて前方に下手すると速度と威力は強いが範囲はめちゃくちゃ狭い高速弾を吐くだけで、しかも発射までディレイがある。しかも回避も容易にしか見えないこの条件にもかかわらず、何故か攻撃範囲をチョロチョロ飛び回り、バタバタ落とされていく始末。誘導だ!という割には攻撃時に無駄に打ち落とされにいってるだけのような位置どり…。 わざわざ回り込んで腕や背びれに当たりにいくのはもはやアホかと…。
ゴジラ本体出現時もわざわざ攻撃範囲である前方をチョロチョロ飛び回る始末…っていうかあの威力の放射で1機しか撃墜されないのはギャグなのかと…。武器自体がとにかく実弾なのも気になる。亜種の牙をあんな小型のレーザーで切り取れるなら、ピンポイント攻撃にしてもなんしにても一点集中可能な光線系の方がいいのでは…。しかも土に埋もれて動かなくなる程度の筋力なら対策なんかいくらでもあったろうに…。
あんなにのそのそ動いてるのに空港には一切アラームもならず『なんだあれは?』はもはやギャグ以外のなにものでもない…。
おそらく今回のゴジラは虚淵と近しい位置にいるタイプムーンの奈須きのこの影響が強いのだろけれど、宗教宇宙人が言うように驕った人類種が同様によって滅ぼされ続けるのを観測し続けてきたと言う点で、タイプムーンの世界観に存在するortをはじめとするという星の防衛機能を彷彿とさせる。っというか宗教宇宙人はそんだけ同種や滅びを見てきたくせに適応環境のある星と同種への対策、解析ができないのはおかしいだろ…。
こうなると人類は地球からゴジラという免疫を利用して排除されただけであり、もしくはゴジラを排除しても地球に排除されるか地球が駆逐されるか、あるいは他の星から同種が飛来するだけの何の解決も見出せない不安要素を撒き散らかして、ゴジラを倒して地球と誇り()を取り戻しましたエンドを迎えるしかない。
もうここまできたら別にゴジラである必要性が全くない…。ゴジラという固定の概念を期待していったゴジラユーザーに対して、延々と僕の考えたゴジラと、あなた達が勝手にゴジラという枠を作って設定を勘違いしただけでしょ?って嘲笑うだけのタイトル詐欺以上に悪質な手法だ。ゴジラへの愛も敬意も微塵もない。
ただただゴジラを踏み台にした僕の世界観わ語るだけのクソ映画としか言いようがない。
シン・ゴジラの方が遥かにユーザーとゴジラという作品と過去の製作者に対する敬愛が見て取れる。
映像自体は大変良かったし面白かった。
ゴジラを倒せるのか?というワクワク感もある。
けれど、結局は稚拙な製作者の幼稚な僕理論を聞かされてるだけで、内容も人間ドラマもなんの面白みもない。どうとでも転ぶ作品だから内容を考察したり、ユーザー自身が色々と考える要素が全くない。全て作者の御都合でなんとでも言い訳される作品でしかない。
最後の幕引きにメカゴジラを用意されて、たしかにワクワクはしたし、あのゴジラをどうやって倒すんだというワクワク感もある。
メカゴジラvsゴジラのバトルは迫力があるだやろう!
が、次回もどうせ作者の怒涛の僕設定と御都合じみた言い訳を最初から最後まで聞かされるクソ内容なのに変わりはないだろう。
何か考えるだけ無駄な作品。
単純にドンパチを見て時間を潰すくらいの作品だと思う。
ゴジラという存在と設定は国レベルの災害もしくは世界レベルの被害を引き起こす要因が発生する可能性がある存在であって、単体の生存が人類も地球環境も死滅させる存在かというとサイズ的にもスペック的にも微妙だと思うし、設定からして怪獣惑星にゴジラを使うのは無理があったとしか言いようがない。
あんなにノソノソ歩いて、小型機や大型飛行機を撃ち落とす程度の小規模攻撃する存在が人類を死滅させるなんて、どんだけ時間かかるんだか…。放射能も規模がよくわからないし、放射能という名目の超放射能みたいな未知の物質にするしかない気がする。
企画倒れ感がひどくてCMの時点で虚淵臭満載な駄作確定感は凄かったけど、案の定な企画倒れ駄作虚淵映画だった。
GODZILLA!!!
ストーリー、戦闘シーンともに最高でした。GODZILLAを倒したと思ったら、それは亜種で、山を大地を裂いて、本家GODZILLAが登場!身の毛もよだつ恐怖が、最大かつ最強のGODZILLAです。後、エンドロール後の展開を見てください!シンゴジラほどの展開でサイコーです!
グラップラー GOZI
いまは「ゴジ道」ですか。「限りなく広大な宇宙が、光の速さでさらに膨張を続けるように成長しており、未だそのピークに達してはいない。」て。
「ゴジラの弱点は***です!」
「フリじゃないのか!?」
ストーリー「だけ」は割と良いのだが・・・
シン・ゴジラが新しいゴジラ像を提示した後(しかもついこの間地上波で放送したし)にこのゴジラを見るのは正直かなり厳しい。
このゴジラも新しいといえば新しいのだが、別にこれがゴジラである必然性は全くないし、そもそも怪獣が存在することの意味づけが弱い。
ただし、その辺は気にせずに見ようと思えば見られるレベルだし、三部作の一作目で判断すべきことでもない。
問題はストーリーよりも映像にある。
今時珍しくもないトゥーンシェーディングで作られた「アニメ風」のCG映像、どこかで見たようなメカ、どこかで見たようなゴジラ、無駄に細かいだけのメリハリのないのっぺりした風景。
メカは色々細かく動くが、人の表情は口以外ほとんど張り付いたように動かない(動かせない)から、体のいい人形劇レベルにしかなっていない。
更に最悪なのは、そういう技術的な制約を演出でカバーしようとした形跡すらないことだ。
後半になるとかなり改善されるのだが、少なくとも前半は虚淵玄が作ったストーリーを段取りに従って進めているだけにすら見えてくる。
そういう欠点が相互に作用しあって、物語のスケール感を見事に殺してしまった。少なくとも、劇場の大画面での鑑賞に耐える作品ではないと思う。
ゲームとして作って、見る者を強制的に作品世界に参加させた方が面白い作品になったような気がする。
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