GODZILLA 怪獣惑星のレビュー・感想・評価
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ハードSFとしてのなかなかの完成度
ゴジラシリーズの1作として鑑賞するより、ハードSFモノとして観た方が楽しめる作品だろう。
『シン・ゴジラ』がファーストゴジラの原点に立ち返ったとすれば、こちらはその後のゴジラシリーズが辿った拡張とギミックの歴史を掘り返して、SFにまで推し進めたといえそう。現実に対するメッセージ性は特別に内包しておらず、ひたすら娯楽に徹した。ゴジラの生態の考察もなかなか凝っていて面白い。
脚本家の虚淵氏の個性も良く出ているし、ポリゴン・ピクチャアズのセルルックCGも一段と進化した。多くのキャラクターが1作目にして死んでいったが、2作目以降もきっと容赦なく死んでいくだろう。
89分の短い時間で人間ドラマは極力少なく、アクションの見せ場でつなぐ構成なので、若干物足りなさを感じなくもないが、1本目は導入部なのだろうから、ドラマパートはこれから煮詰まってくるのかもしれない。
3本の中では一番ゴジラらしい
3本みて、これが一番ゴジラらしいと感じた。人類がゴジラに立ち向かい、でもゴジラは人智を超えている。この構図はゴジラだと言える。でも、ゴジラの解釈にやはり違和感を感じてしまう。
自分の中でゴジラとは、現代社会の我々に警鐘を鳴らす存在であるが、意図的に人類というか地球上の生物を滅ぼすような存在ではないのだ。
違和感が拭えない
前から興味があったものの先延ばしにしてた作品。3部作なので本作だけを観てもわからないことはあるだろうけど、これはゴジラではない気がする。
突如地底から湧き出てきた怪獣たち。ゴジラもその中のひとつでしかないのなら、本来ゴジラが持つ核へのメッセージ性は全て否定されたことになる。そんなんじゃ、ゴジラじゃない。もしかしたら、ここから先で誕生秘話が出てくるのかもしれないけど、少なくとも、2を観ようという気にはなからなかった。
ダメ元鑑賞が引っ繰り返り、手に汗握るクライマックスでした。
ゴジラを退治出来ずに宇宙に逃げ出した人間が、放浪の末、改めてゴジラに戦いを挑む物語。
3部作の第1作ですね。
ゴジラというコンテンツにそれ程興味がなく、実写からアニメ化というケースが稀であることも含めて、期待値はかなり低い状態で鑑賞。
それを考えると、かなり楽しめた作品でした。
ゴジラの迫力描写は十二分。それに対して人間が、その尊厳を賭けて闘い挑む様は、緊迫感が溢れて手に汗を握りました。
3部作の1部ということもあり、終わらせ方が不安でしたが、それも杞憂。対ゴジラのカタルシスと、次作への興味を引き付けるストーリー展開は見事でした。
個人的な難点を言えば、CGによるキャラ描写に不満が残ること。邦画アニメとしては素晴らしい出来だったと思いますが、それでも要所で人形のような表情になったり、動きがカクカクしていたり・・・
また「異星人との共存」と言う設定は独創的でしたが、キャラの書き分けを明確にして観易さをアップするなどの工夫は欲しかったです。
世界観は悪くない
他のゴジラシリーズとは全くの別ものとして見たほうがいいです。
設定や世界観などは、とても興味深く出だしは、どうなるか楽しみでした。
しかし、地球についてからは、単調だった点が残念です。
もともと3部構成のため、しかたないのかもしれませんが。
一旦は、全部見る予定です。
姨捨山の惑星
20年もかけて移民船“アラトラム号”はようやくくじら座タウ星eへと近づいたのだが、人間が生存可能な惑星じゃないことが判明。無駄足だったかと、老人になってしまった人たちは嘆くが、死に場所はちゃんとした陸地じゃないと嫌だと全てを諦めかけてる様子。地球ではゴジラが暴れまくり、人類が地球外惑星への移住計画を実行に移した結果なのだ。「ゴジラを倒してやっから地球に住まわせてくれ!」とばかりに宇宙人も参戦。しかし、人類は負けた。
住めない惑星ならば、地球に戻ろうと主張するハルオ・サカキ青年。彼の主張が通り、ゴジラを倒すべく長距離亜空間航行を決断し、地球へと向かう移民船。なんと地球では時間が約2万年も経過していたことがわかる。ゴジラももしかすると死んでるかもしれないとも考えたが、レーダーではちゃんと写ってる。ゴジラのシールドが空白となる時間を狙って攻撃すれば倒すことは可能だとして、揚陸艇で地球に着陸する。
そこはもはや知っている地球ではなかった。原始植物かと思えたものも刃のごとく鋼鉄化していたり、ゴジラ色のプテラノドンみたいなヤツが襲ってきたりする。それだけでも10数名の死者が出たりして大変な騒ぎなのだが、果敢にもゴジラを倒そうとする人類(宇宙人含む)。背びれが弱点だ!と、空飛ぶバイクとパワードスーツで攻撃する。そして、罠を仕掛けたところまで追い込んで(いつ仕掛けた?)、ついに仕留めたのだった。しかし、すぐ近くに2万年も生き延びて超大型へと成長したゴジラが現れた!人類危うし・・・
ゴジラ映画初のアニメ作品。しかも現代ではなく、2万年後という設定なので、恐竜時代のような未来の地球を楽しめます。戦闘シーンは迫力があるとはいえ、ゴジラの動きが鈍く、歩いているようには思えないという欠点も。最後には、え、何て中途半端な終わり方?と、呆然としてしまいました。なぜなら3部作の第1部だということを全く知らなかったからです。エンドロールが始まると同時に席を立つ人がいましたけど、最後まで見届けないと危険。謎の少女も登場するし、2作目が5月に公開されるという予告付きですよ!
〈2017年11月映画館にて〉
【追記:2020.5.2】
どうしても今のコロナ禍と比較してしまう。ヒト型人類は残り4000人。信仰深いエクシル星人のすがる姿、さらには移民を受け入れている地球人の存在。20世紀末にゴジラが登場してからグローバルというか、寛容性が高くなっていたのですね。
さらにはネット(?)での怪文書がすぐに削除されたり、委員会が強大な権力を持っていたり、「口減らしをしたいだけだろ」という言葉に現れているように、老いた者、災いの耐性が無い者は死んでもかまわない発想など、現在の状況に通ずるものがあった。
地球上の支配者となった人間。それは単なる驕りにしか過ぎない。必ず生存を脅かすナニカが現れるのだ。緊急事態宣言が発出されてから、時折“絶望感”が頭を過ったりしたのですが、この作品のラストの印象がそうさせたのでしょう。2作目、3作目を見て、元気つけなければ・・・
TOHOアニメーション。3DCGアニメで描くSFゴジラ、宇宙人まで出てくる
地球上では二万年
宇宙船上では20年
やっつけたと思ったゴジラはミニゴジラやった!
質量10万トン、二万年成長し続けた巨大ゴジラがめっちゃムキムキ
エンディング曲良かった
ラストに1カットあり。
主人公が原住民に助けられてる。次回作へのつなぎか
バカにするつもりでネタとして観たのに…
「シン•ゴジラ」の後で誰がアニメのゴジラなんか見るんだよ!と思っていました。
公開当時、東宝系の映画館ではかなりしつこく宣伝しているのを見て、こんなの絶対面白くないだろ!と思っていました。
で、netflixで見られると言うのでバカにするつもりでネタとして見ようとしました。
ところがどっこい、これがなかなかの良質なハードSFでした。
地球に突如ゴジラが現れ、地球侵略を狙っていた宇宙人たちが助太刀に入るも太刀打ちできず、その宇宙人たちも地球人と一緒に行く宛のない宇宙の旅へ逃げている、という世界観。
地球を捨てて巨大宇宙船で人類が暮らすという設定は初代「マクロス」や「Blue Gender」などにありましたが、今作では地球人と二種類の宇宙人という三つの種族がそれぞれの思惑を抱えながら巨大宇宙船内に共存しています。
一昔前のSFではなぜか必ず規則無視のならず者や無鉄砲者、そして道を切り開こうとする若者を阻む既得権層などが出てきますが、この作品ではそれぞれの立場がそれぞれの思惑を腹に持ち、お互い牽制しながらも、ゴジラ討伐という一つの目的に向かっていく姿が描かれています。
これは「シン・ゴジラ」で庵野監督が描いた、"任務のために一致団結し足を引っ張る者がいない"展開と共通しています。そのため、観ていてスッキリしていてとにかく気持ちがいいです!
2作目3作目はそれぞれの宇宙人の思惑が露見してきて、まあそうなるだろね…、というありがちな展開で段々トーンダウンしていきますが、今作ではそれぞれの立場の者が一致団結して全力で戦うという、「シン・ゴジラ」にでも感じたカタルシスを感じさせてくれる傑作でした!
SF闇鍋
アクション多めの大衆エンタメ作品
シンゴジラのあとで、ハードルのめちゃくちゃ上がったゴジラ映画を作るという
なかなか挑戦的な作品である
方向性としてはゴジラをよりハードSFよりに仕立て
シンゴジラとは異なるアプローチでゴジラを演出している
声優さんも豪華、3DCGで日本のアニメーションを実現、音楽もよい
欠点とみるか、作品の最も評価すべき点と捉えるかは人によるが
まぁなにせ設定がてんこ盛りでやや難解
この手の作品が好きならわかると思うが
敵性生命体に追われて地球外へ恒星間航行は「シドニアの騎士」と既視感を覚えるし
年寄りを口減らしに船外へ、なんてのも割とよくあるネタ
SF闇鍋感がすごい(褒め言葉)
個人的には悪くない
演出は赤点、怪獣映画で対比物となるビルやら人間やらわかりやすいものがないので、過去最大のゴジラと言われてもピンとこない。
歩いてビルや家屋壊してなんぼのゴジラが、鈍重でバリア付きのビーム砲台では倒してもカタルシスがない
地球まるごと再起動、CGゴジラ三部作開戦!
日本特撮を代表する大怪獣ゴジラを長編CGアニメ映画、
しかも三部作で描くというプロジェクトの第1弾。
劇場鑑賞はしていたものの、これまでレビューを書いていなかった。
せっかく最終作も公開されたことだし、3作まとめてレビューします。
監督は『シドニアの騎士』『亜人』の静野孔文&瀬下寛之、
脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄
……とは書いてみたが、アニメに疎い自分はどの作品も未見。
ゴジラファンのはしくれとして気になっていた作品ではあるが、
CGアニメしかもSF設定という従来と全く異なるアプローチ。
「従来とは多少別物でも面白けりゃ良いか」くらいに割り切って鑑賞。
...
しかし、意外やと言うのも妙だが、ゴジラの設定自体は
原作をかなりリスペクトしたものになっていたと思う。
まずゴジラの能力スペックは歴代最強級と言って良い。
強力な熱線にくわえ、物理攻撃すら無効にする電磁バリアを常時展開。
さらに2万年成長し続けた“ゴジラ・アース”は、その圧倒的体躯も
さることながら、尻尾をひと薙ぎするだけで
四方数キロを
破壊し尽くす絶望的なまでのパワーを見せつける。
この“ゴジラ・アース”の面構えも、単なる化物では無く、
東洋の龍のような老練さと神秘性が漂う風貌が気に入った。
「環境破壊が起因で出現」「植物に似た性質」「2万年死滅せず成長」
などの特徴も含めると、今回のゴジラが地球生命に根付いた一種の神、
人類にとっての破壊神、地球にとっての守護神という印象を受ける。
また、アニメでやる以上、期待するのはアニメでしか不可能な表現。
“ゴジラ・アース”の300m超という破格のスケールの表現や、
生身の人間が小型戦闘機でゴジラに接近して戦う等の
シーンは、やはりアニメでしか表現できないだろう。
歴代シリーズの特徴を尊重しつつ、アニメでしか表現
不可能なゴジラ映画を造り上げようとしている点は嬉しい限り。
...
しかしながら……
『怪獣惑星』というタイトルを聞いて連想したのはゴジラ以外の
怪獣の出現だが、黒い翼竜くらいしか登場しないのは拍子抜け。
「ゴジラに生態を寄せることで環境に適応した」と設定がある以上は
外形や色合いに多くのバリエーションは望めないが、画ヅラは寂しい。
だが最大の不満点はキャラクター描写の不足だ。
いや、主人公ハルオについては、ゴジラを憎む動機は描けていたと感じる。
まず「幼少時に両親を殺された」だけで動機を終わらせていない点がいい。
資源の枯渇によって人類は疲弊し、口減らしの為に弱者が追放されている。
ハルオは、親のみならず人類の人間性すらゴジラに奪われたと憎悪している。
問題は他のキャラクターだ。
数が多い上に、思想の違いにもとづく関係性が複雑すぎる。
異星人2種族・エクシフとビルサルドは外見が地球人と
あまり変わらないし顔が似ているしでゴチャゴチャするし、
特にビルサルドは「わざわざ異星人として出す必要が
あったのか」と首を傾げる程度の描き分けに留まっている。
個より全体、自然よりテクノロジーを重んじるビルサルドは、
地球の過激派の軍人とかでも代用が利きそうに思えるんである。
(まあ20世紀末には無いナノテクや人類を地球から脱出させる
技術を与えるという物語上の割振りもあったのかもだが)
他のキャラもメトフィエスとマーティン以外は薄味な印象。
例えば、ハルオと対立していながら最後に
囮として死ぬリーランドというキャラがいたが、
彼の背景やハルオとの関係の描き方が中途半端で、
英雄的な最後も唐突な心変わりのように感じた。
...
120分ならまだしも90分というタイトな上映時間で、
地球奪還までの背景・ゴジラとの対決・2万年後の地球を
描きつつ、各キャラの関係性や思想の違いも描くというのは
厳しかったかとは思うが、各キャラへの理解が深まらないと
感情移入もしづらいし、エモーショナルにもなりづらい。
しかし、ハードな終末SF設定やハルオのキャラ、そして最後の
ゴジラの圧倒的存在感で、次回作を観たいと思わせる
出来だったかな。3.25判定くらいでの観て損ナシ。
<2017/11/25鑑賞>
言いたいことは言えている
ゴジラの神々しさ、窮地に立たされる戦闘部隊、地球の人々がどんな思いで過ごしてきたか…、3作目まで楽しめる情報は揃っています。
物足りなさを感じてるレビューが多いですが、あくまで1作目なので、次回に期待です。
さらば〜地球よ〜🎶的なゴジラ
ゴジラをモチーフにし、人類の存続と滅亡をかけたSFアニメ作品。
純粋なゴジラ映画で幼少期から育った者としては、チョット方向性は違いますが、圧倒的で脈略がない破壊力は、シン・ゴジラからの系統を受け継いでいました。
ストーリーとしては、アニメ映画らしい場面設定で、ヤマトとゴジラがミックスされたような内容。やや、前半は中弛みかな…。
あの鳴き声は、健在でしたが、ゴジラのテーマがなくなったのは、やっぱり寂しい。最後のゴジラは、もう僕達の知ってるゴジラを超えていて、異次元のゴジラになっていました。
三部作のようだけど、次を観るかどうかは迷うところ…。
ウーン(゚-゚)
うーん、なんとも微妙
面白くないとは言わんが…
CGアニメーションとして描かれるゴジラ最新作
ゴジラの脅威に追われ、地球を脱出した人類が地球を再び取り戻すためにゴジラに戦いを挑む。しかし、地球は二万年の月日が流れており…というお話
フライヤーを読んだときに感じた未来ゆえに増えすぎた専門用語・固有名詞はそこまで気にならない(むしろ気にしたら負けか、それともそこを楽しむべきか)
登場人物も名前も全く持って覚えられなかったが、有名な声優たちの声で大体見分けが付くのでそこも安心材料(ハルオ?以外覚えられなかったなぁ…)
最近の映画の問題点でもあるが、こちらのゴジラも3部作前提であるため、話としてはスッキリと終わりはしないし、明らかに続くように終わるのでこれまた単体作品として評価しづらい処か
3部作の1作目としては世界観の説明などを担う当たりで色々と説明セリフなども多かったが、その分続編ではどうなるのか気になるところ
この作品はどうして地球を追われ、再び戻るのか、地球の現状は、ゴジラはどうなったのかという舞台を整える作品だったとも言えるかも
内容としては、ハルオ?のゴジラをひたすら憎んで憎んで仕方ないという気持ちが押し出されているが、あまりにもそれをゴリ押ししているというか…
作戦としては冷静に企んでいるけど、無茶もするし(主人公らしいと言えばそうなのかもしれないが)こんな無茶苦茶なヤツに皆付いていくか?という印象も
他の地球にやってきた宇宙移民?みたいな方々も立ち位置がよく分からんし、作戦としても迫っているとは言え、行き当たりばったりというか、不確定要素が多い中でそんなに無茶な作戦を実行していいのか?などと感じてしまった
今回のゴジラ、通称ゴジラアースはある意味生物感がない質感のようなゴジラになっており、今までのゴジラが好きな方々としては好き嫌いが分かれる処だろう
個人的にはあまり好きでは無い(あくまでも好みの問題)
“ゴジラ”というキャラクターをアレンジして新たな形のゴジラというモンスターを打ち出す代わりに、“ゴジラ”というキャラクターとしての部分が変化するのがどうにも受け入れられないのかなぁ…
ゴジラなんだけどゴジラじゃない、でもゴジラの新しい形を見せてくれるのも良いことなんだろうし…
という複雑な気持ちです
続編及び続々編では有名なあの怪獣たちも出るそうですのでその辺を楽しみに3部作通して、どう落とし込むのかにも注目してみようかな
ゴジラがチート過ぎ
ようやく倒したと思ったら、実はそれは亜種で、6倍に成長した本物が現れるとか、なんだかなと思った。強さのインフレには飽き飽き。
ゴジラの造形も良くない。
※2018年9月7日、DVDで再視聴。
ゴジラ×SFがやりたかった
多分アニメならではということで、これまでゴジラであまりなかったと思われるSFがやりたかったのかなっと感じました。見せる絵を重視していて流石に綺麗だなぁっと感心しました。その分ストーリーは二の次、三の次になっちゃってるのが残念。
作品を観る時に何を重視するかで変わってくるとは思うのですが、絵のクオリティはかなり高かったと思います。爆発とかメッチャリアルでしたし。ホバークラフト?で飛び回ってゴジラに攻撃するっていうこれまでにない場面を見せたかった。今までにないアニメならではの描写で見せたかった。本作の楽しみ方はそこにつきると思われます。
だからというのも変な話ですが、どうしてもストーリーは粗くなってしまってましたね。個人的に気になったのはキャラクターの弱さでしょうか?アニメだけに限る事ではないのですが、キャラクターって大事ですよね。
主人公がゴジラ憎しだけで全く好感を得ることができない事も問題がなんですが、ストーリーを好意的に考えるとあの人型宇宙人が何か企んでて、わざと残念な人格の主人公を推していた・・・とかなのかな?
まぁ、個人的にはゴジラには街を破壊してほしいという希望があるので本作は微妙だったのですが、番外編として綺麗なアニメーションを楽しめればいいのではないのでしょうか?
事前にネタバレしていたので期待しないで観ました
ゴジラとのバトルは結構楽しめました
そこに至るまでの人類側のパートが全然面白くないのは残念でした
謎の専門用語とか意味深な会話とか全て映画を雰囲気を盛り上げるフレーバーなのであまり気にしなかったです
人類側の揉め事が盛り上がっていくのか
三部作なので全てを観ればハッキリすると思いますが
今作ではゴジラ(成長したミニラ)を犠牲はでつつもしっかり倒して、二万年育っちゃったゴジラが登場して壊滅からの地球で生き延びていた人登場からの次回作はメカゴジラ!
しかしこっちもネタバレしているので、期待しないでレンタルが開始されるまで待ちます
やっぱ違和感が……
庵野監督の「シン・ゴジラ」は素晴らしいけど、世界では通じない。というか最初っから日本のゴジラの文脈で作られた作品で、それはそれで「ゴジラ」として正しいし、だからこそ日本であれだけのヒットになったと思う。
対して本作は、ゴジラのデザイン、アニメ作品であることなど、明らかに世界のマーケットを視野に入れた「輸出用ゴジラ」なんだなっていう印象だった。
それ自体は悪いとは思わないし、日本がギャレス版やパシフィックリムなどハリウッドの大資本で作られたゴジラに対抗するならアニメしかないってのも分かる。
ただ、アニメのゴジラにはやっぱ違和感があるんだよなー。
ストーリーにも主人公にも乗れないし、SF設定の方も「あれ?」って思うところがあったし、(´ε`;)ウーン…って感じ。
まぁ、3部作の一本目だから今後の展開を観ないと何とも言えないけども。
3部作というのを知らないでみてしまった。 なーんだ、続きがあるとい...
3部作というのを知らないでみてしまった。
なーんだ、続きがあるということは結局はゴジラを倒してよかったよかった・・という映画か。
最後に300mゴジラが出てきて絶望で終わるというのならインパクトを残してそのまま終わるということでまたそれも良かったのだが・・・
既視感と色んなSF 物からの剽窃だけで出来た映画です。
まず、メカニズムデザインがどこかで見たような物ばかり、例えば移民船は宇宙貨物船レムナント6やさよならジュピター、揚陸挺はエイリアンシリーズ、翼竜怪獣はドラゴンスレイヤー、拳銃はスペース1999、パワードスーツはマクロス、などどこかで見た感じのイメージの羅列。
移民船が地球に引き返すのは良しとしても、20年間も旅をしてきたのに、地球への帰還はあっという間なのもいただけない。それなら移民予定地に数日で到着も出来たはずではなかろうか?。
やたらと激アツな主役の意見にはちっとも賛同出来ないし、(GODZILLAを倒すより月面に基地を作って様子を見る方が賢い、という登場人物の意見は激しく同意、この映画で感心したのはここだけ)そもそもこいつの思いつきでたまたまGODZILLAを倒せたからよいが、それなら地球が怪獣の星になる前に倒せるはずでは?と思ってしまい、全く説得力が無い。核爆弾数千発て倒せなかったGODZILLAがなぜ電磁波撹乱で倒せると確信したんだかも良くわからない。
異星人と一緒に宇宙をさまよってたのだから、一人くらい混血になっててもおかしくなさそうだが、何故かそういう事はなさそうだし、絶え間ない飢えに苦しみに耐えきれず、とセリフがあるわりにみんなそこそこの体格だし、細かいところが気になりすぎて感情移入出来ない。死んだ乗組員さえも食料にしてますよーくらいのハードさがないと、果てしない絶望の旅の厳しさは描けないのではないだろうか?。
タイトルバックのオール怪獣に地球が破壊されるところこそ丁寧に描くべきではなかっただろうか?。
全体的な設定は地球の長い午後という名作SF のパクりだし、結局はメカGODZILLAとかのかつてのキャラクター頼みの映画造りをするならもっと知恵を出しあって映画にしないとダメダメです。
0点の映画です。
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