「自立支援とは」思いやりのススメ NORIさんの映画レビュー(感想・評価)
自立支援とは
クリックして本文を読む
父親と子、介護者と被介護者、という関係性の対比が面白い。個人的な事には干渉しないはずの介護職が、どんどん少年の心に入り込んで行く。それに対して子供に影響を及ぼすはずの父親と母親が、子に無関心であったり、既に子を亡くしていたり、過保護であったりで、無力な存在として描かれる。
互いに必要としながらも、互いの責任を尊重し、双方共に自立へ向かう事が出来る。この絶妙な距離感こそ、「思いやりのススメ」なのだと作者は言いたかったのではないだろうか。特に「あんたは俺の父親じゃない」に対して「お前に息子の代わりは出来ない」というセリフ回しは良かった。
出産のシーンはリアリティ無さすぎて萎えた。
ラストの立ちションは爽快で良い。
コメントする