手紙は憶えているのレビュー・感想・評価
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よくまとまっていたとは思う
序盤から最後の5分前までの評価は2.5点くらい しかし、最後の結末は予想できなかったうえに、今までの過程も十分回収し、1時間半でまとまっていてよかったと思う。 しかし、どうも主人公が間延びしていていて好きになることができなかった
ギリギリ間に合った
とてもよくできた映画。まず脚本が素晴らしい。ナチの残党狩りというネタを同時代的に描くには今が最後のチャンスだろう。これをボケ老人に果たさせるという着眼。危なっかしいジジイの決死のミッションというスリルとサスペンス。唾棄すべきネオナチへの胸すく一撃。そして驚愕のラスト。 クリストファー・プラマーの素晴らしい演技。ピアノは本当に弾いてるみたいだった。聞くべき作曲家3人は誰だっけ。メンデルスゾーンと、あとは知らん人だった。 しかしまあ、北米の普通の人々の豊かさに驚かされるのは、こちらの貧しさ故なのだろう。物質的にも精神的にも文化的にも。嗚呼、我が身のプア哀し。
記憶を綴ったもの、手紙。
「奴隷の記憶」が、1人の人間を「記憶の奴隷」として動かしていく。 哲学的な雰囲気もあるが、押し付けがましくなくスムーズに観られる。
これは本当に衝撃のラストだわ
老いに対する悲しさ、切なさがこみ上げてきて観ているのが辛くなってくるが、映画としては良作だと思う。 しかし案の定、後出しジャンケン的なレビューあるな 「途中からオチが分かりました」(嘘)
爺さん版ビックリものサスペンス
90歳認知症男性ゼヴが老人ホームにてマックスと出会い、共にアウシュビッツ収容所出身だという事を知る。 マックスから昔ゼヴの家族を殺し、今でも元ナチス・アウシュビッツ監守人が偽名にて亡命し生きている事を知り、探し復讐しようとする。 別映画「家(うち)へ帰ろう」や「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」などに描かれる、現代でありながらギリギリ第二次世界大戦時頃の過去出来事をモチーフに出来る(現代老人を使う)内容の映画である。 冒頭が「何故ゼヴが行かなきゃならんのよ?自分でも覚えていない家族殺しの犯人を探しに?」とツッコミ所満載だが、これが成立しないと全体話が成立しない訳(認知症で回避)であり、逆に言えば戦犯監守人探しへの誘導が雑とも思えてしまった。 悪い所を最初に書いてしまったが、逆に(脚本的に)奥さんを亡くした後に行動させている訳、途中探していた人物はユダヤ人以外で収容された同性愛者等、行き着く認知症ゼヴに所々工夫がより面白く感じさせた。 まぁ、「(ボケてもいないのに)昔の事だから忘れちまった」と都合の悪い事はとぼけて終わらせる現代老人に対し、言い逃れ出来ない一泡吹かせる様なエンドは良かった。
衝撃
序盤はのんびりとロードムービー感満載で、すぐ忘れてしまうのにはハラハラさせられました。 中盤からは、見つかるのではとか危ない目にあったり、ほのぼの感が皆無になり、たどり着いた終点で衝撃的なラストを迎えます。 ラストが衝撃的すぎました! ラストあっての作品かと、こういう作品は大好きです。
アウシュビッツ、70年後の後日譚
認知症が進行中で、短期記憶が定着せず、眠りに落ちて目覚めるたびに数日前の妻の死すら忘れてしまっている男が主人公。この設定は『メメント』に似ているが、本作の主人公は90歳近い高齢で、記憶だけでなく手もと足もと全てが覚束ない。動作も反応ものろく声も出ない老人をクリストファー・プラマーが演技とは思えないほどリアルに演じていて、まずそのことに感心した。 そんな老人があるミッションを遂行するべく一人旅に出かけるのだが、とにかく危なっかしくて見ていられない。迷子になるんじゃないか、忘れ物をするんじゃないか、行き倒れるんじゃないかとハラハラする。似たような年齢の父親と同居しているせいもあって、どうしても感情移入してしまう。 ミッションの内容と顛末は衝撃的で救いがない。非常に重たい歴史的事実を扱っているだけに仕方ないのかもしれないが、あまりにも残酷で陰惨だと感じてしまうのは、自分が当事者ではないからだろうか。 ナチスの戦争犯罪、とりわけ強制収容所におけるユダヤ人虐殺はこれまでにも様々な切り口で映画化されてきた。『サウルの息子』『ソハの地下水道』『ヒトラーの偽札』『ソフィーの選択』など印象深いが、本作も間然する所が無い脚本とクリストファー・プラマーの名演で忘れられない一本になりそう。
上級なミステリー
明るいエンディングではないけれど、十分な驚きがあるし、最初から少しずつ積み上げていったものが最後に反転するっていうのはすごいと思う。 アルツハイマーなのにナチス残党を追うハンターという設定も斬新。 企画と演技に絶賛を送りたい。
ラストに鳥肌が立った。
「手紙は憶えている」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。 *概要* ある1通の手紙をきっかけに、家族を殺したナチスへの復讐の旅に出る男の姿を描いたサスペンス。 *主演* クリストファー・プラマー *感想* 気になっていた映画の一つ。他のレビューサイトではあまり評価が悪くてあまり期待していなかったのですが、退屈なシーンが多いけど、結構良かった。 認知症を患っている主人公・ゼヴは、同じ介護施設のマックスの頼みで家族を殺したユダヤ人のオットー・ヴァリッシュ(偽名=ルディ・コランダー)へ復讐の旅に出るロードムービー。 ゼヴは眠りから覚める度に亡き妻のルースを連呼したり、何度も忘れますが、手紙の存在に気付くとすぐに思い出します。伏線も張られてるけど、個人的にラストシーンで鳥肌が立った。 容疑者4人の家を一軒一軒探して、時々眠くなるし、途中から何となく結末は察してしまいますが、最後のアレは、、なんていうか、、後ろから頭でトンカチで殴られたような強い衝撃受けました。(^^; 認知症とナチスが絡んだ話で、まぁ~見方によれば賛否に分かれるかと思いますけど、個人的に最後はただただ驚いた。 スマホで観てましたが、驚きのあまり落としそうになりましたww その他で良かった所は、ゼヴのピアノの演奏、病院にいた女の子が可愛かったな! 他のレビューサイトでは駄作だって書いてありましたが、駄作ではなかったです!\(^^)/
ストーリーも、テンポも、曲も良かった。 役者にスター性はなく、おじ...
ストーリーも、テンポも、曲も良かった。 役者にスター性はなく、おじいちゃんがほぼスクリーンを占めているが、それがいい。 どんでん返しがあるとは思わなかった。
戦争責任に終わりなんてない…。
ずっと観たかった映画の一つ。 最後の最後に待ち受ける衝撃的な結末に、涙が止まりませんでした。 認知症を患う90歳の老人は、第二次大戦中にユダヤ人捕虜だった悲しい過去を持つ男。 ナチに家族を殺された復讐を果たすために、認知症でありながらも容疑者を求めて長い長い旅出ます。 寝むるとすべての記憶を忘れてしまう彼にとって、常に肌身離さず持ち歩いている手紙が命綱。 手紙を頼りに目的の為に、不安定な体を必死に動かしながら犯人の元に歩んでゆきますが、最後でまさかの衝撃的結末…。 全てを忘れた男に待ち受ける、悲劇の幕引きとなりました。 ミステリーでもあり、歴史物でもある、両方の面から楽しめる作品。 この作品は、ずっと心に残るものとなる気がします…。
最後にびっくり。
予備知識なしで観ました。 90歳の認知症の老人のほっこりする映画だと思ってました( ゚д゚)。 アウシュビッツで家族全員殺されて、犯人がのうのうと生きてたら、そりゃ復習したいよな。もしかして実話だったりしてとか思ってました。 ああ、痴呆って恐ろしい。。。
予想通りの結末だったが
ホームの友人の表情から、こういう結末になるだろうと予感しつつ観賞。それでも途中ずっとハラハラして釘付けでした。四人のルディーコランダーのストーリーもそれぞれ印象的で引き込まれました。最後は予想通りの結末でしたが、とても満足しました。
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