「戦争の記憶と認知症」手紙は憶えている ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の記憶と認知症
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厄介な主題だ。戦争の記憶は忘れられること無く引き継がれなければいけない、二度と悲劇を繰り返さないために。
この作品は戦争被害者である二人の老人が加害者への復讐を行うもの。
厄介なのはそのうちの一人が認知症であること。
昨日の記憶も定かで無いような老人が手紙とわずかな記憶に頼って計画を実行していく。
非常に危うい。
危ういと思っていたら、案の定、事件が。
はじめのうちはその危うさがユーモアに包まれていくかと思っていたが、アウシュビッツは甘くはなかったということか。
最後は悲劇だ。戦争の罪深さ。
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