「老人ホームで知り合ったアウシュビッツの生存者ゼヴとマックス。70年...」手紙は憶えている よねさんの映画レビュー(感想・評価)
老人ホームで知り合ったアウシュビッツの生存者ゼヴとマックス。70年...
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老人ホームで知り合ったアウシュビッツの生存者ゼヴとマックス。70年前に家族を惨殺された復讐を果たすため、マックスが立てた計画通りにゼヴはかつてのナチの監視人を探す旅に出るという話。ゼヴが認知症を患っているので旅の途中で何度も目的を忘れてしまい、その都度マックスが書いた手紙を読んでは旅を続けるというユーモラスさと、その都度自分の妻が亡くなっていることを繰り返し知らされるというさりげない残酷さのコントラストが印象的。
復讐譚であることを忘れるくらいホノボノしているので油断して和んでいるとじわじわと雲行きが怪しくなり、いきなり訪れる意外な展開に、えっ!?と怯んだ後にさらに転がる驚異のクライマックス・・・これはやられました。傑作です。
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