「エゴヤンと病理」手紙は憶えている regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
エゴヤンと病理
一見何気ない人が実は…といった、現代社会に潜む病理を描くことが多いアトム・エゴヤン監督。
本作で取り上げるのは「ナチス」。
ナチスをよく知らない世代も登場する一方で、いまだに信奉者も存在する。
アメリカが銃社会という現実もどこか病理に感じてしまうのは、非アメリカ人のエゴヤン監督だからこそなのだろうか。
観ているこちらが真綿で首を絞められていくようなエゴヤン演出は、本作でも健在。
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