アンチポルノのレビュー・感想・評価
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アンチポルノはフェミニズム⁈
でもないよね。
女優ばっかりのシーンの後、見事に男性ばっかりの撮影スタッフがドヤドヤと乱入。
この監督の映画は2本目、もひとつ入り込めない。
多分それを求められていない。
エロスが主題とも思えない。
園子温の頭でっかち感満載
ラス2の松竹ロマンポルノリブートで、いよいよ真打ち登場と勝手に期待したのだが、ラスト10分迄、一瞬記憶が遠のく事態へ・・・
そう、寝落ちしてしまった。それ位、脳内での思考の爆発感がついて行けず、置いてけぼり感がハンパ無い作品である。そういう意味では今までの園子温監督の作品とは違った方向制なのではないだろうか。
アイデアとしての、加虐と被虐のスイッチを撮影のカット出しで入れ替わるプロットは面白い。ただ、そもそもこの映画の粗筋の文章をそのまま頭に入れて観てしまうと、まるっきり違う作品を観ているような錯覚に陥る。別に主人公は女子高生で流行作家でもないのだろうし、妹だっていないのだろう。全ての虚実が意味を成さないそんな世界観の中でのストーリー展開だ。これを馬鹿正直に追っていってしまうと、非常に脳が疲れる。考えることを止めてしまい、いつしか・・・ZZZ
若い女の子よりも、監督の奥さんの裸の方がまさしくロマンポルノ的なのではないだろうかと思うのは小生だけ?
監督にはこういう観念的アート作品よりも、もっと猟奇的な作品を期待しているのだけどね。
それにしても、バイタバイタ(売女)煩いのだが、アバズレ、尻が軽い、やりマン、H好き、そして、今風で言えば『ビッチ』となるのだが、わざと昭和感を演出したい監督のいわゆる新宿臭さを醸し出しているようで、浅いなぁと。。。
とにかく、アンチポルノだからポルノではない、その主眼は、逆に裏切ることにあるのだろうが、違うのかな?
内容は解らないですが
≪リアル鬼ごっこ≫と≪ひそひそ星≫を足して二で割ったような映画だったなあ。シュールなところと詩的なところがあった。
「前衛劇なの?」という始まりで「冨手麻妙だとやり切れないかあ」と思ってみてたら、『実は映画の撮影でした』ってくるのね。冨手麻妙もワザと下手にやってんの。そのワザとっぷりは見事だったなあ。
筒井真理子さんは、やっぱりうまい。冨手麻妙と同じ演技を役を入れ替えてやるんだけど、違和感なく見れた。
内容は解んなかったけど冨手麻妙と筒井真理子さん見れたからいいかな。
解らないと言いながら、内容的にヌードになる必要なかったんじゃないかな。
鼓動と舌舐めずりの音がまた良い
我慢できなくて学校帰りにレイトショーへ。
まあ全然面白くなくてもしかたないや、くらいの心持ちで観てみたら想像の450倍面白くてびっくり。
ストーリーも意味も正直全然わかんないのに、すごいワクワクして1シーン1シーンに食い入ってしまった。
虚構が入り乱れて視点も立場もコロコロ変わるのが楽しいし、極彩色の映像が本当に綺麗で気持ち悪い。
最後の顔面ケーキダイブと色水ドロドロには圧倒されてちょっと吐き気がした…
女優陣の演技も最高。
かなり劇的で、舞台を観ている気分になった。
ヘアヌードになってるのも良かった。
タイトルが示す通り、ポルノ映画に対するアンチテーゼというかメタファー的な表現がちょくちょくあった。
だからってこの映画が表現したいことを理解できるかと言ったらできないんだけどね…
ロマンポルノリブート企画の今までの作品のうち一番ポルノっぽくないこの映画でオールヌードが見れるってのがまた皮肉的だなあ
東京ガガガといい分かりやすく奇抜な女の子達といい、監督もとにかく好き放題やってみた という印象。
そんで意外にもハマってしまった。なんとなくネオンデーモンに通ずるものを感じたくらい。
楽しい時間だった。
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