「鼓動と舌舐めずりの音がまた良い」アンチポルノ KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
鼓動と舌舐めずりの音がまた良い
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我慢できなくて学校帰りにレイトショーへ。
まあ全然面白くなくてもしかたないや、くらいの心持ちで観てみたら想像の450倍面白くてびっくり。
ストーリーも意味も正直全然わかんないのに、すごいワクワクして1シーン1シーンに食い入ってしまった。
虚構が入り乱れて視点も立場もコロコロ変わるのが楽しいし、極彩色の映像が本当に綺麗で気持ち悪い。
最後の顔面ケーキダイブと色水ドロドロには圧倒されてちょっと吐き気がした…
女優陣の演技も最高。
かなり劇的で、舞台を観ている気分になった。
ヘアヌードになってるのも良かった。
タイトルが示す通り、ポルノ映画に対するアンチテーゼというかメタファー的な表現がちょくちょくあった。
だからってこの映画が表現したいことを理解できるかと言ったらできないんだけどね…
ロマンポルノリブート企画の今までの作品のうち一番ポルノっぽくないこの映画でオールヌードが見れるってのがまた皮肉的だなあ
東京ガガガといい分かりやすく奇抜な女の子達といい、監督もとにかく好き放題やってみた という印象。
そんで意外にもハマってしまった。なんとなくネオンデーモンに通ずるものを感じたくらい。
楽しい時間だった。
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